女優ムン・ソリが結婚前に撮影、約4年の歳月を経て結婚後に一般公開されることになった映画『サグァ』(カン・イグァン監督、青於藍制作)について、特別な思いを語った。
24日午後、ソウル市内の映画館「竜山CGV」で映画『サグァ』(カン・イグァン監督、青於藍制作)のメディア試写会と記者懇談会が開かれた。『サグァ』は2004年12月にクランクアップした映画で、来月16日にようやく公開される運びとなった。
撮影当時は20代後半で未婚だったムン・ソリだが、昨年結婚し、今もアツアツの新婚生活を送っている。実はこの映画を撮影したことで、恋愛と結婚について男女で考えが違うことを学び、見方が変わったそうだ。
ムン・ソリは「『サグァ』を撮っている最中は“結婚って怖い”“大変なこと”と思っていました。でも、撮りながらいろいろなことが学べたので、いい結婚ができました」とニッコリ。そして、「映画を見て感じました。“愛に王道はない”って。相手のことをもうちょっとだけ受け入れようと努力することが幸せな関係への近道だと思いました」とも。
それでも「初恋の人とは再会しない方がいいかも」と本音をいうと、会場は爆笑の渦になった。
『サグァ』はトロント映画祭の国際評論家協会賞やサン・セバスチャン国際映画祭の新人脚本賞を受賞した作品。また、メルボルン映画祭、東京フィルム・エックス映画祭など数々の海外の映画祭に招待され、2006年の釜山国際映画祭パノラマ・セクションで上映されたときは映画評論家や観客から熱い反響があった。