故アン・ジェファンさんの3番目の姉、アン・ミソンさんは16日、ソウル市江南区清潭洞のウリ病院で記者会見し、父に続き弟の死の再捜査を要求した。また、故人の妻でタレントのチョン・ソニに対しては失望の色を見せた。
アン・ミソンさんは「自殺ということで捜査が終結したが、検察に再捜査書類を提出した」と語り、自殺ではないと強く主張した。そして「ジェファンが金銭問題で自殺する理由はない。最後に会ったときも、滞納している店の賃貸料を渡してやり、“もう少し頑張ろう”と励ました」と述べた。
さらに「借金40億ウォン(約3億6000万円)説」についても、「家族は全く知らない。今も“返してくれ”という人は来ていない。絶対に借金のために死ぬような子ではない」と主張した。
遺書の真偽の捜査については「遺書をこの目で確認できなかったので、国立科学捜査研究所の結果を待っている。しかし、直接見ていたら、ジェファンの筆跡なのかどうか分かったはず」と疑問を投げかけた。アン・ジェファンさんの死については、ソウル蘆原警察署の捜査で、自殺による一酸化炭素中毒と結論付けられている。
アン・ミソンさんは「秋夕(中秋節:今年は9月13日から15日まで)に、父が自らジェファンの祭祀(さいし)をした。(チョン・)ソニに祭祀をするように言ったが、あちらのお兄さんが“体調が悪くて行けない”と言ってきた」と、失望した様子だった。チョン・ソニはこの時もウル市内の総合病院に入院していた。
チョン・ソニは16日現在も周囲の人のことを見ても誰だか認識できないなど、平常心を取り戻せないでいるという。
また、チョン・ソニはタレント活動を再開できるかどうかも不透明な状態だ。『TV動物農場』(SBS)、『サイダー』(KBS第2テレビ)、『正午のリクエスト曲』(MBC FM)などレギュラー出演番組では、しばらくチョン・ソニの出演枠を保留し、臨時体制で番組を進めていく意向を示している。