-イ・ヨニを相手役に推薦したそうだが?
「推薦とまではいきませんが…(笑)。以前、ミュージックビデオを一緒に撮影したことがあるんです。ヨンランは19歳という設定なのですが、若い女優の中でこの役に似合うのは誰かと悩んでいたとき、イ・ヨニさんが浮かびました。イ・ヨニさんは1988年生まれでまだとても若いのですが、感情移入のうまい方なので。ちょうど監督も僕と同じことを考えていたようで、二人の考えがぴったり合ったんです」
-ドラマの中でトンチョルについて「男らしい」「荒々しい」と表現されることが多いが、ソン・スンホンの考える「男らしさ」は「荒々しい」ことか?
「必ずしもそうとはいえません。でも『イケメン』や『きれいな男』、こういう言われ方はあまり好きではありません。子どものころ、「まつ毛が本当に長くて可愛い」とよく言われたんですが、そのたびにすごく嫌で、毎日まつ毛を切っていたほどです。男だったら誰でも『可愛い』『きれいだ』という言葉よりは『男らしい』『かっこいい』と言われたいんじゃないですか? はっきり定義することは難しいけれど、男らしさとはカリスマ性とリーダーシップ、包容力ではないかと思います」
-そういう男性が近くにいるか?
「ハン・ソッキュ先輩と同じマンションに住んだことがありますが、とても家庭的な方です。子どもの面倒はよくみるし、お酒も飲まないし、いつも愛する奥さんと一緒にいる姿がとても素敵にみえました。タフで荒々しいこと以外にも、家族のために献身できる暖かな包容力が本当の男らしさではないかと思います。一緒に買い物に行ったり、妻の家事を手伝ってあげたりという、そういう暖かさです」
-いつかはそんな家庭を築きたいと思うか?
「僕の一番大きな夢はそんな幸せな家庭を築くことです。クォン・サンウも結婚するし、僕の友達もみんな結婚したり子どもを産んだり…。その友達が家族と一緒に旅行をした話をしたり、子どもを連れて集まりに参加したりするのを見ると、本当にうらやましい。ほかのことは全然うらやましくないんですけどね」