パク・チャヌク監督の新作『コウモリ』が韓国映画としては初めて、制作段階からハリウッドの大手スタジオの投資を受けることになった。
『コウモリ』の投資配給会社CJエンターテインメントは12日、米国のユニバーサル・ピクチャーズの子会社であるフォーカス・フィーチャーズと同映画の共同投資契約が締結したことを発表。「このたび共同投資の誘致に成功したことで、北米市場での配給網まで確保することになった」と説明した。
現在『コウモリ』を撮影中のパク・チャヌク監督はこの知らせに対し、「『オールドボーイ』や『親切なクムジャさん』など、映画完成後に輸出されることは多かったが、制作中に米国の大手スタジオが投資し、北米での公開が決定したのは初めて。これは進歩した形の共同作業だと思う」と述べた。
『コウモリ』は、周囲から尊敬されていた神父が思わぬ事故で吸血鬼になった後、友人の妻と恋に落ちて、致命的な事件に巻き込まれていくストーリー。ソン・ガンホ、キム・オクビンらが出演し、撮影は現在85%以上進んでいるとのことだ。