BoA全治6週間「米国進出前の厄落とし?」


 歌手BoAは米国進出を宣言する大切な場にギプスをして現れ、周囲を驚かせた。

 10日午後2時、インペリアル・パレス・ホテル(ソウル市江南区ノンヒョン洞)で、BoAの米国進出に関し正式発表する記者会見「Best of Asia、Bring on America!」が開かれたが、当のBoAは左腕のひじまでギプスをはめ、関係者に支えられながら登場した。

 事故は記者会見前日の9日、所属事務所SMエンターテインメントで最後の打ち合わせを終え、部屋を出たときに起きた。階段で転び、腕の骨にひびが入ったのだ。フォトセッションのときは報道陣がBoAに移動するよう頼んだが、足を引きずって歩いていたことから、脚もけがをしている様子だ。

 SMエンターテインメントの李秀満(イ・スマン)会長は「予想外のことが起きた。米国進出がうまくいくという前兆だろう。BoAが一番残念がっているが、“重要な場だから出る”と言い張った」と無念さを隠せなかった。

 BoAは「本当にきちんとした姿でお会いしたかったのに、不注意で転んでしまいました。こんな格好でごあいさつすることになりましたが、たくさんのご声援をお願いします」と努めて笑顔を見せていた。

 けがは全治6週間とみられており、米国進出には問題なさそうだ。

 この日の記者会見では、BoAの米国進出を準備するドリームチームと、全米デビュー曲『Eat You Up』の音源、ミュージックビデオが初めて公開された。

 『Eat You Up』は10月7日にネットの音楽サイト「iTunes」を皮切りに、アマゾン、AOL、emusic、マイスペースなどで配信が始まり、11月11日には全米でシングルがリリースされる。さらに2009年初めにアルバムをリリース、プロモーションを行った後、全米ツアーなどが計画されている。

 BoAは「極秘で準備するのはとても大変でした。周りから“どうしてアルバムを出さないの”といわれたときは、心苦しかったです。プレッシャーもありますが、日本に進出したときのように初心に戻ってベストを尽くします」と語った。

 記者会見には日本・中国・台湾・タイなどアジア各国のメディアも取材に訪れ、BoAの米国進出に期待を見せた。

イ・ジョンヒョク記者
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