アン・ジェファンさん、死亡直前までの状況


 俳優でタレントのアン・ジェファンさん(36)が8日正午ごろ、ソウル市蘆原区下渓洞の路上に止まっていた車の中で、遺体で発見された。

 事件を捜査している蘆原警察署は、遺体のそばに遺書があったことから、自殺とみている。遺書の内容や詳しい死因はまだ発表されていない。

 アン・ジェファンさんは昨年11月にタレントのチョン・ソニ(36)と結婚し話題を呼んだが、その後は悪質なうわさに悩んでいたという。レストラン事業を始めたり、映画制作に乗り出したりしたが失敗を繰り返し、経済的に苦しかったともいわれている。

 結婚後、チョン・ソニをイメージキャラクターに起用し化粧品事業も展開したが、今年6月にチョン・ソニが米国産牛輸入に反対するキャンドル集会を批判する発言をしたこともあり、よくないことが立て続けに起きていると悩んでいたとのことだ。このころ、アン・ジェファンさんとチョン・ソニは別居しているといううわさも流れた。

 アン・ジェファンさんはケーブルテレビチャンネルETNの芸能情報番組『EnU』も降板した。先月の放送では立て続けに穴を開けるなど問題を起こし、「体調が悪かった」と弁明していた。その後、アン・ジェファンさんはテレビ出演をすべて中止し、周囲との連絡も断っていたという。

 アン・ジェファンさんはソウル大学工芸学科を卒業、1996年にMBCの公募タレントとして芸能界にデビューした。その後、数多くのドラマに出演、知的で親しみやすい印象から人気が出た。昨年初めからはチュソン大学放送演技映像学科の兼任教授も務めていた。

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