キム・ボムス、PARAN、フィソンのライブが大盛況

 3日午後6時、東京・渋谷C.C.Lemonホールで実力派K-POP歌手3グループによる「韓流ミュージックフェスティバル2008」が開催された。

 キム・ボムス、PARAN、フィソンが参加した「韓流ミュージックフェスティバル2008」はまさにファンタスティックドリームライブ。K-POPファンが会場をぎっしり埋め、三者三様のパフォーマンスに酔いしれ、大きな声援を送った。



 最も「先輩」のキム・ボムスは、除隊後初の舞台を日本に選び、8月に発売したばかりの新アルバムの曲も披露するとのことで大きな期待が寄せられていたが、期待に違わぬパフォーマンス。「会いたい」から新曲の「簡単な別れ」など6曲を歌い上げた。



 フィソンは先ごろ初めて大阪でコンサートを行ったが、その勢いそのままに「不治の病」「With Me」などのヒット曲を披露。ポップス、R&B、レゲエとさまざまなテイストの楽曲で幅の広さを見せつけた。そして一番若手ながら、日本での人気・実績は先行しているPARANは、熱狂的なファンらを前に「Don’t Cry」「YOU」など自信にあふれた歌声を聞かせてくれた。

 一見、毛色が違うような感じもした3組だが、いずれも歌唱力に定評があるアーティストだけに、その競演は見ごたえ十分だった。もともとのお目当てのアーティストのパフォーマンス以外でも、会場一体となって盛り上がっていたのが印象的だった。



 なお、今回のライブはNPO法人日韓文化交流会が日韓パートナーシップ共同宣言10周年を祝賀・記念する行事として行ったもの。通常のコンサートと異なり、触れ合い、ファン参加型のイベント。また4日が誕生日のPARANのP.O、そして8月22日が誕生日だったNeoにケーキとプレゼントが渡され、皆でハッピーバースデーを合唱。舞台にはこの日が誕生日の観客も上げられ、一緒に誕生日を祝った。そのほかプレゼント抽選会や、ファンがメッセージを書き込んだタピストリーをプレゼントしたりと終始アットホームな雰囲気で進行。最後にはまさにズバリ「触れ合い」、全員との握手会が行われた。

 キム・ボムスは「このようなイベントに参加できてうれしい。ボランティアの役に立てるのもうれしいこと」と語ったが、この日の収益の一部はアジアの恵まれない子どもたちのために使われるとのことだ。



東京=野崎友子通信員

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