キム・ボムは見事な演技でイメージチェンジし、登場シーンを2話分増やした。
2日、ドラマ『エデンの東』(MBC)で、キム・ボムはその若さに似合わず強烈なイメージとカリスマ性を放つ演技を見せた。
同ドラマでドンチョル役を演じているキム・ボムの視線は、弟ドンウクや母に対してはとても温かい。だが、父の敵シン・テファン(チョ・ミンギ)に向かって「殺人鬼」と叫ぶドンチョルの目は怒りに燃え、少年院の仲間たちに殴られるときも鋭い目はそのままだった。ラストシーンで「僕にどんなことがあっても、母の命は守ってください」と頼むドンチョルの目は澄み切っていた。
「千の顔」を持つ俳優としての実力をアピールしたキム・ボム。放映後、視聴者は「演技の幅を広げた」「この間までシチュエーション・コメディーでコミカルな演技をしていたのに、突然大人になったみたい」とネットの掲示板に書き込んでいる。
特に、「キム・ボムは第2のチョ・インソンになりそう」という意見が目立つ。チョ・インソンもキム・ボムもシチュエーション・コメディーで初めて名前が知られるようになった。チョ・インソンはシチュエーション・コメディー『ノンストップ』でパク・キョンリムの恋人を演じ、ちょっと抜けた感じだが純粋な青年という役で人気を呼んだ。キム・ボムも『思いっきりハイキック!』でよく似たキャラクターを演じ、人気者になった。
映画に出演し、演技力をつけた後、正統派ドラマでブレークしたのもよく似ている。チョ・インソンは映画『マドレーヌ』『ラブ・インポッシブル ~恋の統一戦線~』などで演技力に磨きをかけた後、ドラマ『バリでの出来事』でトップスターの仲間入りをした。一方のキム・ボムはシチュエーション・コメディー出演後、映画を経て『エデンの東』で約1年ぶりにテレビドラマに戻ってきた。澄んだ目と年下男のイメージが強いのも、二人の共通点だ。
第4話まで出演する予定だったキム・ボムだが、視聴者の声を受け、来週まで登場することになった。あと少しの間、視聴者の目をテレビで楽しませてくれるだろう。