『私の名前はキム・サムスン』でデビューしまたたくまにスターダムに上がった俳優ダニエル・へニーが30日に開催される「Daniel Henney Japan Fanmeeting in Tokyo」のため28日に訪日した。
ダニエル・へニーはハリウッドデビューとなる映画『X-MENオリジンズ/ウルヴァリン』(原題)の撮影を終え、新たなキャリアを踏み出した。そんなダニエルに話を聞いた。
-『X-MENオリジンズ/ウルヴァリン』の撮影を終えられたとのことですがお忙しいですか。
「『X-MEN』撮影後、一旦韓国に戻り、フォトムービー『Sweet September』を撮り、その後アメリカへ戻って作業をして、また韓国に戻り、そして日本に来ました」
-撮影を終えた今のお気持ちは。
「とても楽しい経験をしました。実は『X-MEN』は、話が決まった4日後に、ニュージーランドで撮影に入ったんです。エージェント・ゼロという役です。リーヴ・シュライバー、ヒュー・ジャックマンさんらと共演できたことは素晴らしい経験でした」
-撮影でのエピソードを教えてください。
「エージェント・ゼロはプロの殺し屋なんです。その役になるため、銃の練習をしなければならなかったのですが、ニュージーランドでは銃の規制が厳しいのです。セットでは銃を扱えたのですが、ホテルなどでは銃を手にできず想像して練習することになり、それが大変でした。なにしろ、準備期間がなかったので、撮影しながら演技の練習をしていたので」
-韓国とハリウッドでは仕事に違いがありましたか。
「ものすごく違います。ハリウッドでは、それぞれの役割が明確で非常にシステマチック。韓国では、特にドラマだと2、3日寝ないで撮影するなどスケジュールがタイトで、生々しい感があります。どちらがいいということではありませんが、ハリウッド映画での経験で、これまで自分になかったものを見出すことができました」
ダニエル・へニーが『X-MEN』に出たため、韓国での今後の活動に不安を抱くファンの声もあるが、「今は韓国でよい仕事をさせてもらっています。しかし、いい作品に、オファーがあれば、国にはこだわりません。日本でも」と幅広い活動への意欲を見せた。
『X-MENオリジンズ/ウルヴァリン』は来年5月1日に韓米同時公開の予定だ。
東京=野崎友子通信員