19日、日本全国ツアーのファイナルとなる日本武道館の3日間公演をスタートさせたリュ・シウォンが、12月23・24日に東京ドームで2日間の単独コンサートを行うことが決まった。
これはリュ・シウォンのコンサートツアー「RYU SIWON 2008 LIVE TOUR “MOTTO MOTTO”」を締めくくる19日から21日までの3日間の日本武道館公演初日囲み取材で明らかにされたもの。韓国人アーティストが東京ドームでコンサートを2日間行うのは初めてのことだ。
リュ・シウォンは「12月の23日・24日に、これまでの活動を締めくくる意味で、クリスマスのスペシャルパーティーといった感じでファンの皆さんと時間を過ごすことにしました」と発表した。
「クリスマスはまた寂しくなるかと思いましたが、コンサートで、ファンの皆さんと楽しい時間を過ごせればと思う。だから、できるだけ多くの方に来てもらいたいです(笑)」と笑顔で強い意欲を見せる一方、冗談交じりながら「彼女がいなくて寂しいですが、忙しくて作る暇がないです」とも。その言葉に、少しかわいそうにも思えたが、仕事の充実ぶりを感じるとともに、ファンの安堵の声も聞こえる気がした。
また、日本での4年間の活動で「日本のことがかなりわかってきました。文化的なこと、ファンの好み、韓国との違いなど。日本語もかなり聞き取れるようになったし、話せる言葉も少しずつ増えています。韓国の別の都市に来たぐらいの感じで、気楽に過ごせます」と自身の変化、進歩を明かした。
そして、好きな日本語は、との質問に「今回のコンサートのラストの曲が“愛してる”で、日本人はあまり愛してると口にしないそうですが、自分は何度もその言葉を言います。身近で好きな言葉です」と答えた。
日本での活動を重ねるに連れ、日本への親しみ、思いを強くしているリュ・シウォン。
最後にファンに向けて「17都市、27公演を終えて日本武道館に来ました。ここまで、いろいろなところへ行って楽しい時間を過ごすことができました。皆さん暑い中、何時間も待っていてくださったりして本当に感謝しています。最後まで元気でいいツアーを締めくくれるようにしたいです。そしてまた、楽しいクリスマスを過ごしたいです」と感謝の気持ちと今後への意気込みを見せた。
東京=野崎友子通信員