リュ・シウォンのツアーラスト日本武道館公演がスタート


 リュ・シウォンの全国ツアー「RYU SIWON 2008 LIVE TOUR “MOTTO MOTTO”」が19日、最終となる日本武道館3日間公演の幕を開けた。

 リュ・シウォンにとってこれまでで最大のツアーで、6月25日戸田市文化会館から始まり全国18都市30公演、延べ8万人を動員という大規模なもの。

 今回のツアーはリュ・シウォンの「もっとファンの近くへ行きたい、もっとファンと近づきたい」との思いから、大都市に偏ることなく、これまで訪れたことのない地を含めた地方都市を多く訪れ、各地でそれぞれの思い出を作ってきた。

 リュ・シウォンは2年ぶりで今回のツアーのラストとなる日本武道館開幕を前に「全国を回って楽しいことはいっぱいあった。いろいろな話をして、ファンの皆さんともっと近くにというコンセプトで回ってきた。あまりにもたくさん(の思い出が)あって、どこが一番とは言えない」と振り返った。

 全国ツアーの中で、7月16日には宮崎県庁を表敬訪問。東国原宮崎県知事から、2005年にドラマ『ウェディング』の撮影で滞在したこともあり思い入れのある宮崎県の親善大使(みやざき大使)に任命された。その際、完熟マンゴー「太陽のタマゴ」や「宮崎はココやが!」Tシャツをお土産にもらったという。


 「高いマンゴーをいただき、ホテルでひとりで食べて元気になりました。東国原知事は才知あふれたいい方。いろいろな仕事に取り組んでいることがわかり、皆に支持されている理由がわかった気がします」と語った。

 日本武道館コンサート初日は、6月に発売されたアルバム「蒼天の愛」からの曲を中心にアンコールを含めて20曲を歌い、時間は3時間半に及んだ。全国ツアーの中でも日本武道館はスペシャルということで、趣向もこれまでにないものが施されていた。

 あるときはオレンジ、あるときはブルーのペンライトで大きな会場全体を埋め尽くし、声援を送るファンに、リュ・シウォンは渾身のライブで応えていた。アンコールの最後に「愛してる」を歌ったが、「愛してる」のリフレインはもう単なる歌詞ではなく、リュ・シウォンとファンとの思いをつなぐリフレインとなった。

 なお、アンコールで歌った「君と僕」という歌は、ツアー前半にファンにいち早く披露し、ファンからタイトルを募集していたもの。タイトルが決まった「君と僕」は8枚目のシングルとして10月15日に発売される。

東京=野崎友子通信員

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