SM所属歌手VSソテジ、熱く燃えた蚕室


 蚕室(ソウル市松坡区)がアーティストたちの熱唱で燃えた。

 ソウルの蚕室野球場とメーンスタジアムで15日、ソテジをはじめBoA、東方神起、スーパージュニアなど、多くの固定ファンを抱えるアーティストたちのステージが同時に開催された。4年7カ月ぶりにカムバックしたソテジは、蚕室野球場でカムバックステージ「ETPフェスティバル2008」を開催し、SMエンターテインメントのアーティストたちは、メインスタジアムで行われた「SM TOWN LIVE08」と題するライブで久々に集結した。

 この日、蚕室野球場には2万5000人が、メーンスタジアムには4万5000人のファンが押し寄せ、久々の「真夏の夜の歌謡祭」に酔いしれた。


 マリリン・マンソン、デス・キャブ・フォー・キューティー、ザ・ユーズドといった世界的なスターと共にフェスティバルを開催したソテジは、パワー溢れるステージと洗練されたマナーで、いまだ健在であることを誇示した。ニューアルバムから最初にシングルカットされたタイトル曲『Moai』で公演の幕を開くと、『必勝』『時代遺憾』『インターネット戦争』など過去のヒットソングでファンを熱狂させた。続いて新曲『T'ikT'ak』『Human dream』を歌い、1時間余りの公演をすっきりまとめた。

 今回のソテジの公演は、スタッフ3000人をはじめ1200トンに上る機材、20台の発電車など、韓国の公演史上最大規模のものとなった。しかし、公演序盤に降った雨の影響でステージ前に設置されていた火薬が突然爆発し、スタッフがけがをする事故が起きた。けがをしたスタッフはすぐに近くの病院で精密検査を受け、準備していた爆竹は安全を考慮して全て撤去されたものの、公演はそのまま進められた。


 一方、野球場のすぐ向かいにあるメーンスタジアムでは、10代のファンの熱い歓呼の声が上がった。およそ9カ月ぶりに韓国のステージに登場したBoAをはじめ、アジア全域で活動している東方神起、天上智喜、スーパージュニア、チャン・リーインなど多くのアーティストがステージに上がり、全73曲を歌った。公演時間だけでも5時間30分を超えたが、好きなアーティストが集結するのを久々に目にしたファンは、全く疲れていない様子だった。

 なお「SM TOWN LIVE08」は、ソウル公演を皮切りに北京・上海・バンコクなどアジア4都市で開催される。

イ・ジョンヒョク記者
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