俳優ソン・イルグクが女性記者に暴力を振るったとされる事件で争いの焦点となったソン・イルグクのマンションの防犯カメラについて、何の操作も編集もされていないという結論が下された。
ソウル中央地検刑事4部(池益相〈チ・イクサン〉部長検事)は5日、「事件当時、ソン氏のマンションに設置されている4台の防犯カメラを最高検察庁映像分析チームに送り分析した結果、故障や編集または操作された事実はないことが確認された」と語った。
検察の関係者は「ソン氏のマンションに設置されている4台の防犯カメラを1台ずつ見てみると、一部の場面が重なるように見えるが、4台を一緒に調査した結果、操作された事実はないことが分かった」と説明した。
検察は間もなく、防犯カメラの録画テープの分析結果を該当事件の裁判部に引き渡す予定だ。
これに先立ち、某月刊誌のフリー記者であるキム某さんは「ソン氏が取材を拒否して腕を振り回したために大ケガをした」とし、ソン・イルグクを告訴したが、検察はソン・イルグクを不起訴処分にした。キム記者は誣告(ぶこく)罪で起訴され、現在公判中だ。
一方、キム記者はソン・イルグクのマンションに設置されている防犯カメラの内容が検察に証拠として提出される前、このカメラのテープは編集された可能性がある、という内容の陳情書を提出している。