夏の保養食にピッタリ、栄養豊富な豚肉レシピ4選

 夏の保養食に豚肉料理はいかがだろうか。豚肉は栄養豊富だということは既に広く知られている。特に、ビタミンB1含有量は牛肉の10倍、玄米の2倍以上。豚の足の肉100グラムに含まれているたんぱく質は、卵3個、牛乳700ミリリットルに含まれるたんぱく質の量と同じだ。

 しかし問題は、最近になって特に値段が高くなっているという点。韓国人に人気のあるサムギョプサル(豚のばら肉)は「金ギョプサル」と呼ばれるほど高価な肉となっている。そんなサムギョプサルの代わりに、ヒレやカルビ、背骨の肉、豚足、ひき肉など、他の部位を活用してみよう。これらの部位の値段はサムギョプサルの半分にしかならないこともある。



◆辛さが食欲を刺激「豚足プルコギ」

 味付けしていない豚足をショウガやネギ、コショウ、酒を加えたお湯でしっかり茹でる。圧力鍋を使用すると便利だ。楊枝などで刺し、するっと入ればOK。豚足を取り出して冷水で洗い、表面についた脂を取り除いた後、一口大に切り、醤油、コショウ、ネギ、ニンニク、ごま油、砂糖、トウガラシの粉などで辛く味付けし、約30分寝かせておく。その後、熱したフライパンで焼くか、オーブンやグリルで焼くと、シコシコとした歯ざわりの豚足特有の味を楽しむことができる。ネギや玉ネギ、キャベツの千切りを添えると最高のつまみにもなる。豚足はコラーゲンが豊富であることから肌もツルツルになる。

◆香ばしくてコクがある「豚肉の味噌焼き」

 豚肉のロースやヒレの部分をトンカツ用に厚めに切り、包丁の背などで叩いて肉を柔らかくした後、すりおろした玉ネギ、塩、コショウで味付けして寝かせておく。豚肉に塗る味噌に、ニンニク、ごま油、砂糖を少々、千切りにした青陽トウガラシを入れ、豚肉の両面に塗り、味が染み込むまで寝かせておく。熱したフライパンにオリーブオイルをしき、最初は強火で焼いた後、火を弱めて中まで十分に火を通す。トウガラシや玉ネギを食べやすい大きさに切って添える。ひき肉を使って基本の味付けをした後、味噌で味付けし、小さめのハンバーグ状にして焼いても美味。

◆さっぱりして食べやすい「煮込みカルビのニラ添え」

 煮込み用の豚カルビを用意し、脂の部分を取り除いた後、熱湯に味噌とニンニクを入れて5分程度茹で、豚肉の臭みを取る。その後、包丁などで切り込みを入れ、照り焼きソースで煮込む。照り焼きソースは醤油、醤油と同量の水、ごま油、砂糖、ニンニク、レモン、リンゴ、長ネギ、塩、コショウ、乾燥させた赤トウガラシをグツグツ煮て、汁が半分にまで減ったら完成。茹でたカルビを鍋に入れ、照り焼きソースを加えて味が染み込むまで弱火で煮込む。このとき火加減は中火から弱火の間が適当。カルビを調理する間にニラの浅漬けを作る。魚醤やエビの塩辛、ごま油、粉トウガラシなどで味付けし、完成した煮込みカルビに添える。

◆子どもに大人気「ひき肉プルコギ(韓国風すき焼き)」

 豚ひき肉にプルコギの味付けをして寝かせておく。味が十分に染み込んだら食べやすい大きさに形を整え、アルミホイルの上に並べてオーブンやグリルなどで焼く。そのまま食べても美味しいが、スライスチーズやハムなどを乗せて焼くと子どもたちに喜ばれる。

料理研究家チェ・スンジュ

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