再び日本を熱くする韓国の男優たち


 韓国の男優たちがドラマで日本を熱くする。

 最近、韓流ブームは勢いを失ったと言われているが、各ドラマでは男優を前面に押し出し、日本市場で新たな注目を浴びている。ユン・テヨンの『2009アウトロー球団』や、ソン・スンホンの『エデンの東』はすでに買い付けられた。さらに、ソン・イルグクの『風の国』、エリックの『最強チル』なども輸出に関し話し合いが続いている。

 日本に再び吹いている韓流ドラマブームの中心にいるのは男優だ。今年春からNHK総合でスタートして話題の『太王四神記』はもちろん、去年フジテレビで放送された『朱蒙』も男性主人公を前面に押し出した重厚な作風で話題になった。

 来年上半期にMBCで放送される予定の『2009アウトロー球団』(全20話)は、4億円で日本に輸出され、新たな「韓流ドラマ」になる。日本国内で上映権・出版権・オリジナルサウンドトラックに関する現地での版権などに4億円のミニマムギャランティー(興行と関係なく得る金額)契約を結んだ。『太王四神記』のユン・テヨンがオ・ヘソン役、パク・ソンミンがマ・ドンタク役とメーンキャストで出演するということもあり、企画段階から日本人ファンの関心が集まっている。

 来月末にスタートするMBCドラマ『エデンの東』(全50話)も50億ウォン(約5億3000万円)で事前販売契約を結んだ。現在、フジテレビと協議が進んでいる。ヨン・ジョンフン、ハン・ジヘ、パク・ヘジンら海外でもよく知られているスターたちが出演するのもあるが、一番注目されているのは、やはりこの作品で除隊後初めてドラマに出演するソン・スンホンだ。ソン・スンホンは『秋の童話』や『夏の香り』で日本でも人気の韓流スターだ。

 『朱蒙』のソン・イルグクが朱蒙の孫に当たる「大武神王」無恤(ムヒュル)役で登場するKBS第2テレビの『風の国』や、エリックが主演している同『最強チル』も、日本で関心が高いドラマだ。『風の国』は「国民的俳優」ソン・イルグクの新作、『最強チル』は原案が日本の人気時代劇「必殺シリーズ」であることから、日本側も積極的に版権獲得に乗り出しているようだ。

キム・ヒョンロク記者
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