韓国で今夏オススメのプールは?

 今年の夏は続々と新しいプールがオープンしている。「もっと大きく、もっと派手に」というスローガンの下、各ウォーターパークは我先にと激しいプロモーション合戦を繰り広げている。現在、韓国にあるウォーターパークは約20カ所。2010年までには40カ所に増える見通しだ。

◆スライダーで水遊び、エバーランド「ワイルド・リバー」


 1日にオープンしたエバーランド(京畿道竜仁)のウォーターパーク「カリビアン・ベイ」。この中に新しくオープンした「ワイルド・リバー」には3種類のスライダーがある。まずは「ワイルド・ブラスター」。韓国で最も長い1092メートルのスライダーだ。大きな浮き輪に乗って滑り降り、途中の分かれ道でどのコースにするか選ぶことができる。問題はどのコースがどこに向かって伸びており、どこにたどり着くのか分からないということ。運悪く(?)一番長いコースを選んでしまった人は、約20分も続く長いコースを果てしなく滑り降りることになる。一番短いコースを選べば18秒しかかからない。

 その他にも、1000人が一度に食事ができる屋外レストラン「サン・フアン」(コロッケ、イカ焼き、カリブ風チキンなど5000ウォン‐2万ウォン〈約530‐2100円〉)や、家族連れが休むことのできる扇風機やロッカー付きの77のビレッジ(利用価格1日10万ウォン‐30万ウォン〈約1万500‐3万1500円〉)もある。入場料は15日まで大人5万5000ウォン(約5800円)、子ども4万5000ウォン(約4700円)。16日から8月24日までは大人6万5000ウォン(約6800円)、子ども5万ウォン(約5300円)。

◆水遊びと温泉を楽しむ、パラダイス・スパ道高


 「水質はいいが施設が古い」と言われていた忠清南道牙山市の道高温泉地区に今月1日、「パラダイス・スパ道高」がリニューアルオープンした。スリル満点のウォータースライダーではなく、ソウルの最高級ホテルのサウナにも負けない温泉を設置し、水遊びよりも休息とウェルビーングに焦点を当てたのが特徴。さまざまな圧力のシャワーやジャグジーが設置された「バーデ・プール」、屋内から屋外へとつながっている全長150メートルの「流れるプール」、子どもたちのための「キッズ・パーク」などの施設があり、すべて温泉の水を使用しているのが魅力。大浴場で使用する洗面器やイスはすべて木製で、日本の高級旅館のような雰囲気を醸し出している。

◆波に乗るスリル、フェニックスパーク「ブルー・カリビアン」

 6月14日、江原道平昌にオープンしたフェニックスパーク「ブルー・カリビアン」の最大の魅力は波のプール。他にはない高い波で、海と同じような感覚で波乗りを楽しむことができる。広さは2万6400平方メートル。中の施設は地中海風に白とコバルトブルーで統一されている。5階の高さから滑り降り、再び飛び上がるスリル満点の「アップヒル・スライド」「スピード・スライド」といったスライダーも人気だ。

 水遊びで寒くなってきたら屋外スパ「ウェルビーング・スパ」や「ジャグジー」で体を温めながら一休みしよう。利用料金は大人5万ウォン(約5300)、子ども3万8000ウォン(約4000円)。

◆清渓山を眺めながら水遊び、ソウルランド


 6月28日、ソウルランドにオープンした屋外プールは子どもたちに大人気。家族用と子ども用の二つのプールがあり、滑り台はロケットと飛行機の形をしている。全長40メートルの「ドラゴン・スライド」が特に人気だ。恐竜とゾウの形をしたふわふわの遊具「エア・バウンス」も人気で、利用料金は6000ウォン(約630円)=ソウルランドの入場料大人1万5000ウォン(約1570円)、子ども1万ウォン(約1050円)は別途=、フリーパス(大人2万9000ウォン〈約3040円〉、子ども2万2000ウォン〈約2300円〉)所持者は3000ウォン(約315円)。

キム・シニョン記者 , ソン・ヘジン記者
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