映画『TOKYO!』完成記念会見にポン・ジュノ監督出席


 2日午後、都内ホテルで映画『TOKYO!』の完成記念会見が行われ、ポン・ジュノ監督、出演者の香川照之、蒼井優、藤谷文子、加瀬亮が出席した。

 『TOKYO!』はミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノという強烈なオリジナリティーをもつ世界有数のクリエーターである3人の監督が、豪華キャストを迎え、「世界で最もクールな都市」TOKYOを舞台に3部作で描いた仏=日=韓=独合作映画。本年度カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、話題を呼んだ。

 ポン・ジュノ監督はこの企画を最初に聞いたときの印象を「東京は、他の海外の都市よりも頻繁に来ている都市です。撮影できる機会を持つことができてうれしいしワクワクしました。他の2人の監督が自分とどのように違っているかにも興味がありました」と語った。

 ポン監督がメガホンを握った「TOKYO!<シェイキング東京>」に出演している香川は「世界で一番会いたくて、一緒に仕事したかった監督である、ポン・ジュノ監督と1本仕事をできたのが自分の財産となりました」とコメント。

 共演の蒼井は「香川さんと仕事が出来るなんて夢のようです。さらに大好きなポンさんが監督だなんて、本当に夢のようです。目の前に、この二人がいることがずっと信じられませんでした。あっという間の1週間でした。作品を観て、参加した日本のスタッフのみんなの熱ややる気がつまった作品になり、幸せな気持ちです」と語った。

 また、香川はポン監督について「ポン監督は、撮影では、3ミリ単位のことを要求されるんです。ジェットコースターに乗っているような撮影でした。言い切れないくらいたくさんのエピソードがあります」と振り返った。

 『TOKYO!』は晩夏、シネマライズ、シネ・リーブル池袋 ほかで、世界先行ロードショーされる。



野崎友子

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