日本映画『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』の完成試写会が1日、東京・国立代々木第2体育館で行われた。
会場には本木克英監督をはじめ、鬼太郎を演じる主演のウエンツ瑛二ほか主要キャスト11人が大挙して登場。急きょ出席が決定し、この日訪日した夜叉役のソ・ジソブも舞台に上がった。
ウエンツ瑛二、北乃きい、田中麗奈、大泉洋、間寛平、寺島しのぶ、ソ・ジソブ、佐野志郎、上地雄輔、室井滋、緒形拳の11人が、レッドカーペットならぬ白黒カーペットを歩いて登壇。豪華なキャスト陣が、仲良く、楽しんで作り上げたことがにじみ出る舞台あいさつを行った。
ウエンツは「やっとできたぞ!」と気勢を上げ、「前作とは違う鬼太郎に作り直しました。この映画が楽しくないわけない!」と元気に作品への自信と期待感をアピールした。
日本映画に初めて参加したソ・ジソブは、日本の人気俳優らと並ぶ慣れない雰囲気の中「こんなすばらしい舞台で皆さんとご一緒できてうれしいです」と緊張ぎみにあいさつした。
そして同映画への出演の経緯について「最初にキャラクターのイラストをもらって気に入り、その後台本をいただいたら、より気に入ったので、出演を決めました」とし、「スタッフやキャストの皆さんとよい仕事をし、観客の皆さんに楽しんでもらえればうれしいです」と語ると、主演のウエンツや今大人気の上地雄輔に勝るとも劣らない大きな歓声を浴び、笑顔もこぼれた。
ソ・ジソブ演じる残忍・冷酷な東アジア出身の妖怪・夜叉は、鬼太郎(ウエンツ)とワイヤーと特殊な武器を駆使した肉弾戦のアクションを披露しており、その登場シーンも楽しみだ。
フレッシュな若手俳優と、演技派・個性派の実力者が脇を固めた布陣が、映画の奥行きを感じさせ、昨年公開され大ヒットを記録した『ゲゲゲの鬼太郎』をしのぐパワーアップぶりが楽しみな『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』。7月12日、夏休み日本全国ロードショーされる。
野崎友子