俳優キム・レウォンは一昨年の映画『ひまわり』の重く暗い役のイメージを脱し、SBS月火ドラマ『食客』の明るい主人公・ソンチャンになりきるため、「自己暗示」をかけたという。
自己暗示とは、自らに暗示をかけ、自分を信じ込ませること。それだけ役作りに苦労したということだ。
キム・レウォンは6月30日、イーデイリーとのインタビューで「『ひまわり』で演じた役に入り込みすぎたせいか、撮影後もその役から脱することができず、しばらく不眠症に悩まされました。みんなと一緒にいても、孤独なような気がしたり…。『食客』では明るい演技が求められていますが、序盤は思い通りにならなくてつらかったんです」と告白した。
明るく演じていても、視聴者には無理やりに明るくしているように見えているのでは、と心配していたというのだ。
そこで、キム・レウォンは自己暗示のため自宅の部屋にいろいろな張り紙をし、撮影現場に向かう前、2カ月にわたりこれを毎日読んだそうだ。
その張り紙に書かれていたのは「ソンチャンよ、お前は明るい人間だ。ニッコリ笑ってファイト!」という言葉。
この言葉の効果はてきめんだった。キム・レウォンは「移動中も笑顔、撮影現場でも笑顔だから、ムードもよくなりました。みんな楽しそうでした。賢明な方法だったと思います」と笑った。