Rain「秋にアジアスペシャルアルバムで歌手活動再開」


 ハリウッドデビューも果たした俳優・歌手のRain(ピ)が30日、訪日し「2008 Rain(ピ)日本公式ファンミーティング」を東京・JCBホールで開催。2500人のファンで会場は埋め尽くされ、その人気健在ぶりをアピールした。

 ファンミーティングに先立ち行われた記者会見で「日本での活動予定があったのですが、米映画『スピード・レーサー』の撮影に入ってしまい、引き続き『ニンジャ・アサシン』の撮影に入ったため、1年半もの間、会えませんでした。ようやくクランクアップし、日本のファンの皆さんにお礼とあいさつのために、今回のイベントを企画しました」と、その趣旨を説明。

 今回のイベントは Rain(ピ)の久々の登場であることはもちろんだが、無料イベントであることが注目されたが、「日本に来る機会がなかったことが申し訳なく、感謝の意を表したいとの思いから自分の貯金で(ファンと会う)機会を作りたかったんです」と明かした。


 自身に満ちた笑顔で元気な姿を見せてくれたRain(ピ)だが、その体はかなりシェイプアップされていた。「『ニンジャ・アサシン』のアクションのために、鶏の胸肉と野菜だけをずっと食べ、やせました。とても苦しかったです。これから少し戻すつもりです。クランクアップして、久しぶりに普通の食事をしました」。

 『スピード・レーサー』に関しては、スーザン・サランドンとの親密ぶりが話題となったが「スーザン・サランドンさんはもともと尊敬していましたが、お会いしたらとても美しくすてきな方でした。息子さんが自分と同じ年ということで、かわいがっていただきました。自分は英語を勉強中でしたが、英語がおかしいときなど、皆さんがいろいろ教えてくださいました。サランドンさんは特に親切で。素晴らしい方々と共演でき、夢のような時間でした」と振り返った。


 しかし、華々しいアメリカ進出の一方で、国内ファンや日本のファンをないがしろにしているのではとの批判の声も上がっていたことは、本人も気がかりだったようだ。

 「(ワールドツアーや米映画に取り組んだことで)自分にはしわができました。大人になりました」とその経験を評し、「(撮影の間は)友達、アジアのファンの方などと離れていて寂しかったです。韓国やアジアだけで活動していれば楽だったかもしれません。でも、自分は楽をするのでなく、挑戦したかったんです。新しい挑戦をしたら、ファンの人たちが自分のそういう姿を誇りに思ってくれるとも思いました。これからも挑戦していくつもりです」とその本意と信念を吐露。


 その上で「これから日本での活動も頑張るのでよろしくお願いします。日本語でのアルバムも作るつもりです」とアジアでの活動再開をアピール。「まず、アジアスペシャルアルバムを9月か10月ごろ出す予定です。そして、日本、中国、韓国を1カ月ずつ回ります」と歌手・Rain(ピ)の復活を力強く宣言した。

 なお、ファンミーティングでは「I DO」「さよならの代わりに」など3曲を披露したほか、愛蔵品のプレゼントやファンからのQ&Aに答えるなどして、久々のファンとの触れ合いをかみしめ楽しんでいた。

東京=野崎友子通信員

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