入隊秒読みソン・シギョンが雨と涙のコンサート


 来月1日に入隊を控えたソン・シギョン。最後のコンサートは雨にもかかわらず、8000人余りのファンが集結、ソン・シギョンとの別れを惜しんだ。

 ソン・シギョンは28日午後7時、延世大学の露天劇場でコンサートを開催した。全国ツアーのアンコール公演として行われたこのコンサートは、当分の間芸能活動ができないソン・シギョンとファンの最後の語らいの場という意味で、観客との間に熱い連帯感が生まれた。

 ファンらはそれぞれキャンドルをともして甘美な歌を美しく彩ったほか、カードセクション(人文字)でソン・シギョンを感動させた。

 この日、ソン・シギョンはデビュー曲の「君が来る道」をはじめ、「だったらいいのに」「二人」「グッドバイ・マイラブ」「街頭で」「覚えていてください」など、計3時間にわたりこれまでのヒット曲を熱唱。このほか、Rainの「さよならの代わりに」、少女時代の「少女時代」、シン・スンフンの「初めてのときのように」などを歌い、会場を盛り上げた。

 また、ソン・シギョンと親しい歌手ユ・ヒヨル、キム・ジョハン、アレックスもゲスト出演した。ユ・ヒヨルは「シギョンが軍隊に行くと思うと悲しくなってくる。デビュー前からの友人なので感慨深い。時間はすぐに過ぎるもの。頑張ってきてほしい」と話した。また、ソン・シギョンを歌手としてデビューさせた作曲家キム・ヒョンソクもこの日客席で公演を観覧しているとソン・シギョンがそっと公表し、客席を沸かせた。

 ゆったりとしたムードのなかで3時間にわたり行われてきたコンサートも終盤を迎え、「覚えていてください」を歌っていたソン・シギョンの目に涙が浮かんだ。そしてそんなソン・シギョンを見つめるファンの目にも涙が浮かんでいた。

 7月1日の入隊でファンにつかの間の別れを告げるソン・シギョンの最後の舞台。1曲1曲が貴重なものに感じられたこの日のコンサートは、雨、涙、そして感動でファンの間に記憶されるだろう。

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