俳優チョ・ヒョンジェが、22日NHK大阪ホールで、23日東京・中野サンプラザでファンミーティングを開催。3300人のファンが、チョ・ヒョンジェとの2年の別れを惜しんだ。
チョ・ヒョンジェは先ごろ終了した『パパ3人、ママ1人』(KBS2)を最後に、8月には兵役に就く予定だ。その前に、最近新しい作品を見せていないのにもかかわらず応援してくれている日本のファンへ感謝の気持ちを表したいとファンミーティング(主催:株式会社フラウインターナショナル)を開催した。
シャイで控えめな人柄で知られるチョ・ヒョンジェだが、オープニングからオリジナルの曲「風にように君のそばに」を披露。この歌は、兵役に行く自分がファンに2年間、離れますが待っていてください、という気持ちを込めたものだ。
トークでは2000年のドラマデビュー当時を振り返り、「最初に出たCMを監督が見ていたことがきっかけで、『カイスト』のオーディションを受けた。今以上に内気で、俳優は向いていないかと思ったが、だんだんやっているうちに(仕事に)欲が出てきた」と話した。
「写真に撮られるのも好きじゃなかった。人の目を見て話すのもきらいで、今以上にぶっきらぼうだった」と芸能人とは思えないようなコメントをしながら「でも、今はこのように大勢の人の前で話すことができるようになった」と語ると会場は大きく沸いた。
これまでの思い出深い作品を問われると「すべての作品が大事。すべてが成長に役立った。あえて挙げるなら、大望、初主演したラブレター、つらいこともあったが多くのことを学べたソドンヨ」と答えた。
また、6月に「チョ・ヒョンジェ オフィシャル ファンクラブ」(JoHyunJae OFFICIAL FAN CLUB)がオープンしたことについて「入隊後も、ファンの方とつながっていたいということでオープンした。ホームページを通じて皆さんと会える機会ができてうれしい」とした。
チョ・ヒョンジェは、来場したファン全員と握手、そして写真撮影を行い、ファンとの熱く強い思い出を作り、「必ず、元気な姿で戻ってくるし、頻繁に皆さんにあえるように努力します。心から感謝しています。幸せです」と何度も言葉を重ねた。
最後にアンコールで、これもオリジナルの「君がくれた言葉」を歌い、ファンへの感謝と愛情の気持ちを伝えた。
なお、今回のファンミーティングの収益金の一部がチョ・ヒョンジェの意向により国際援助団体「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付されることが知らされ、その贈呈式も行われた。
21日に関西国際空港でファン300人の出迎えを受けて日本入りしたチョ・ヒョンジェは、大阪と東京のファンミを終え、27日の名古屋のウエスティンナゴヤキャッスルホテルでのディナーショーで日本でのスケジュールを終える。
野崎友子通信員