俳優ハン・ジェソクが『太陽の女』撮影で忙しい中訪日し、21日に大阪でファンミーティングを開催し、22日には東京で記者会見を開いた。
ドラマ『ロビイスト』が9月17日(水曜)よりスカパー!の「アジアドラマチックTV★So-net」にて日本初放送されることが決まっており、主演の一人を務めたハン・ジェソクが初めて日本を公式に訪日し、記者会見で『ロビイスト』について語った。
前日のファンとの交流、そして日本の感想を「とても緊張したが、大勢の方が来てくれて、楽しかった。多くの愛情を感じた。私的には何度も日本に来ており、とても近く感じる場所」とし、これまで日本では温泉に行ったりもしたという。
このドラマ出演を決めた経緯に関しては「軍隊から帰ってきたときに、ドラマの話があった。作家の方とも親交があり、自分は少し休んでからと思ったが、周囲からの勧め、励ましでやることにした」と語った。
特殊なテーマを描いた作品だが、「特殊な職業で、作家の方も苦労したそうです。自分も実際にそういう方にお会いして話を聞き、知らない世の中のことを知ることができてプラスになった。ロビイストになるためには、訓練がつらく、何にでも優れていなければならない、と聞いた」と役作りへの取り組み、成果を語った。
自身が気に入っているシーンは「ドラマ中盤のエアショーのシーン。その日は体調が悪かったが、それを忘れさせてくれた」とした。
これまでは、むくわれない愛といった役が多かったが、と問われると「ドラマの余韻を残すという流行があり、ハッピーエンドよりサッドエンディングがはやっていたことや、悲しく見えるということでそういう役が多かったのではないか。これからは快活な役もやりたい」との意向を示した。
また、ハン・ジェソクはこれまでの出演作では、楽しかったのが、親しい俳優らと仕事ができた『イブのすべて』、一番好きなのが『大望』と語り、『ロビイスト』への応援、さらに新作『太陽の女』も日本で放送されることを願っている、との期待感をのぞかせた。
「自分は欠点だらけ。すごく緊張するし、(このように)すごく汗をかく。体の中では、唇の横のふくらみがコンプレックス」と意外(?)な弱点を披露したが、以前の少年っぽさの残る爽やかなイメージから精悍で男らしいイメージへの変身は成功し、その魅力は増したようだ。
東京=野崎友子通信員