アン・ジェモ「日本のファンの応援がうれしい」

アン・ジェモ単独インタビュー


 日本の公式ファンクラブ設立記念イベントで訪日した俳優アン・ジェモに都内ホテルで話を聞いた。

-日本のファンクラブが出来ることになりましたね。

 「海外のファンクラブは初めてでうれしいです。これまで以上に頑張りたいです」

-KNTVで『野人時代』が放映中で、『王と私』も放送されますが、その感想は。

 「今まで日本では『彼女は最高』『花嫁はギャングスター』が知られていましたが、ドラマが放映されることになり幸せ。言葉にできないぐらいです」

-多くの日本のファンがレースの応援に行っていますがどう思いますか。

 「うれしいです。韓国のモータースポーツの発展のためにもいいと思っています。プレッシャーも感じますが、良い成績を上げなければという思いがより強くなりました」

-俳優とレーサーをどのようなバランスで考えていますか。

 「レーサーとしての力がなかったころは、俳優の仕事を断ってまで毎日練習していました(笑)。今はそれほどに練習しなくても成績が収められるようになり、また俳優としての作品を見たい、とのファンの声も大きく、本業の俳優業にも力を入れるようになりました」


-レースは趣味でしょうか。それとも別の位置付けですか。

 「趣味というよりは、プロですので第二の仕事として頑張っています。最初は先輩の俳優であり尊敬するイ・セチャン監督に付いていくだけでしたが、今は成績も伴ってきて、スポンサー獲得などにも貢献できるようになってうれしいです」

-レーサーはずっと続けたいですか。

 「俳優は年を取れば取るほど円熟し、うまくなっていくものですが、レーサーは違います。ずっとやりたい気持ちはありますが、プロである以上、成績も重要。今は若くまだまだやれるし、やりたいですが正直、年を取れば難しいのではないでしょうか。でも将来、後輩の面倒を見たい。そういう意味ではずっとレースにかかわっていきたいですね」

-俳優アン・ジェモの予定を教えてください。

 「まだ正式に発表はできないのですが、8月ごろドラマの撮影に入る予定です」

「日本語は2年前に個人レッスンで学んだのですが、使わないので忘れてしまって(笑)。公式に日本で活動することになったので、また勉強しています。簡単な意思を伝えるぐらいはできます」と言い、日本での活動、日本のファンとの交流に意欲を見せたアン・ジェモ。

 少しやせて、シャープな面差しになった。カメラを向けると、目線をはずすことが多い。そんなシャイな一面やふと見せる優しい笑顔とは対照的に、ドラマや映画では鋭い眼光でオーラを放ち、レーサーとしてはプロアスリートの自信と輝きを見せる。多様性を持つアン・ジェモの今後の活躍がとても楽しみだ。

東京=野崎友子通信員

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