アン・ジェモが東京でサイン会開催、ファンミも決定


 俳優アン・ジェモが、8日、日本で公式ファンクラブの設立とKNTVで出演作『野人時代』の放送を記念して訪日、東京・新大久保の韓流館でサイン会を開催した。

 「日本で初めてのサイン会ができて、言葉にならないぐらいうれしいです。これから、日本でも頑張るので応援よろしくお願いします」と控え目なハニカミ笑顔で語った。

 意外なシャイな様子を問われると「俳優の仕事以外はあまりテレビに出ないし、写真が苦手です。恥ずかしがり屋です。仕事では、カメラの前では目力があると言われ、怖いほどになるのに、普通の人の前だと柔な目になるんです」とし、さらに「笑顔が好きじゃないんです。カメラに笑顔を見せるのは難しいです」と告白した。


 今後の目標として「日本語の勉強を本格的にしています。歌手としての夢もあり、またレコーディングもしたいです。もちろんドラマ、映画もやります」と話した。

 また、リュ・シウォンとともに活躍するプロのカーレーサーとしての目標を「シリーズチャンピオンになりたいです。しかし、レースは何が起こるかわからない。メカニックの力もあれば運もあります。前戦は予選は3位と悪くなかったのに、どしゃぶりの雨なのに決勝のフォーメーションラップ時にワイパーが飛んでしまい、全然前が見えなくて。でも、チャンピオンが夢です」と力強く決意表明した。

 アン・ジェモは8月3日に東京・品川ステラボールにて初のファンミーティングを開催することが決定。「次の日本(のファンミ)では、歌を何曲か歌いたいです。そしてファンの方々と話すチャンスを作りたい」との希望を語った。


 加えて、日ごろよりボランティア、特に子供への奉仕活動に尽力しているアン・ジェモは、8月4・5日には韓日の親のない子供たちを招いてディズニーランドでの夏休みを楽しむ計画だ。

 「ディズニーランドに行くのは初めて。子供が好きなので楽しみです」とし、8月4日には自ら羽田空港で子供たちを出迎えるとのことだ。

 「これまでの韓国の子供たちといろいろ活動してきて、そのときはジェモオッパが一番好き、と言ってくれたが、だんだん子供たちが大きくなると別の人を好きになってしまって、悲しい」とジョークを交えながらも子供への愛情や優しさが垣間見えた。


 自身の子供の予定は、との問いに「もともと25歳ぐらいに結婚したかったんですが、ずいぶん前に過ぎてしまって。女性の好みは年を経て変わってきました。今は、家族のために最善を尽くしてくれる、家族を守ってくれる人が理想です」と家庭像を語った。

 しかし、ファンの本音は、まだしばらくは人の子供と接するアン・ジェモであって欲しいに違いない。これまでは、日本でそれほど知られていなかったが、演技力に定評があり、真摯(しんし)で奥ゆかしい人柄のアン・ジェモの今後の活動に注目したい。

東京=野崎友子通信員

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