『9回裏2アウト』に主演した俳優イ・ジョンジンが29日、日本を初めて公式訪日。30日に東京・五反田ゆうぽうとホールで初のファンミーティング(主催:株式会社アンジェリック)を行った。
イ・ジョンジンは、日本ではドラマ『ラブストーリー・イン・ハーバード』のキム・レウォンのライバル役を演じ注目され、除隊後の初ドラマ『9回裏2アウト』で人気上昇中だ。
ファンミーティングでは、ドラマやプライベートにふれるトークのほか、ファンからの質問に答えたり、カクテルを自ら作ってファンにプレゼントするなどして、終始甘いほほ笑みをたたえながらファンとの交流を楽しんだ。
「プライベートでは日本に何度も来ている。食べ物はすしが好きで、韓国でもよく食べる。スポーツが好きで、野球やK-1が好き。前に、ジャイアンツ戦を観戦した。K-1は魔裟斗、ピーター・アーツが好き」などと日本通なところを見せた。
さらに「妹も日本好き、母も日本語が上手だし、自分もこれから日本語も勉強してまたこんな場を持ちたい」とし、「よく、軍隊に行く前と後で何かが変わったか、という質問をされるが、自分は今日を境に変わったと思います」という言葉でこの日の感動をファンに伝えると、会場は大いに沸いた。
イ・ジョンジンは2週間後から新作映画『泥棒(原題)』の撮影に入るという。泥棒という役作りのため体が絞られ、よりシャープに、スマートになった。
ファンミに先立ち行われた取材で「仕事を選ぶ際には、成長がわかるような役を選ぶようにしている」と語った。
そして「若いころは前だけを見てきたが、(兵役の)2年という期間を過ごしながら、自分のやってきたことを振り返る時間を持てた。30代になり、これからどういう演技をしていくか、と考えることができた。責任感も伴い、これまで気づかなかったことに気を配れるようになった」との言葉に、イ・ジョンジン自身の成長を感じた。
先日、30歳の誕生日を迎えたイ・ジョンジン。しっかり「大人」になった様子に恋人、結婚などの話題も気になるところだが、誕生日には男友達が集まって酒を飲んだそうで「今、彼女はいない」そうだ。
なお、スカパー!のKNTVでは、6月2日に『ラブストーリー・イン・ハーバード』の完全オリジナル版が一挙放送される。
東京=野崎友子通信員