暴行疑惑:ソン・イルグクさん法廷証言、身体的接触を否定


 俳優ソン・イルグクさんに暴力を振るわれたと虚偽の告発を行ったとして誣告(ぶこく)罪で起訴された女性フリー記者、キム・スンヒ被告に対する第3回公判が29日、ソウル中央地裁で開かれ、証人として出廷したソンさんは被告との身体的接触はなかったと改めて主張した。

 ソンさんは当時の状況について、今年1月17日午後9時ごろ、自宅のアパートに戻り、乗用車から降りたところ、被告がいるのを発見。被告が記者であることを知り、すぐに走って玄関に向かったとし、中からドアを閉めようとした際にドアの前にいた被告と向かい合う形になったと説明した。

 ソンさんは「この過程で被告と身体的な接触は全くなく、玄関のドアで被告の顔面に暴行を加えた事実もない」と述べた。

 また、ソンさんが防犯カメラ映像を改ざんしたとの被告側の主張については、「機械的な問題であり知らない。防犯カメラに手を加えたことはない」と否定した。

 ソンさんは被告の取材要請を断った理由について、「(結婚前に新郎新婦が公式に対面する)相見の礼を済ませておらず、公式に結婚を発表することができる立場ではなかったため、取材を避けていた」と説明した。

 ソンさんは被告が過ちを認めた場合、処罰を求めないかという裁判官の質問に対し、「考えてみる。できるだけ早く事件が解決されることを望む」と述べた。

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