インタビュー:「私はセクシー」 がソン・ダムビの呪文


 男性たちの視線がソン・ダムビに集中している。昨年、『Cry Eye』という曲でデビューしたときは服を着込み過ぎて(?)今ひとつ伸び悩んだが、最近リリースした新曲ではセクシーコンセプトに変え、男性ファンの目をくぎ付けにしている。

 アルバムのジャケットも刺激的だ。表紙は白い超ミニのワンピースで脚線美をアピール、裏面では想像力をかき立てるかのように足だけをクローズアップしている。

 「昨年はパンツルックが多く、一度も肌を見せたことがなかったけれど、今回は足だけではなく、全体的に肌を見せるつもりです。ハイヒールを履いて舞台でダンスを踊るのは難しいですが、たくさん練習をしたのでだいぶ慣れました」

 「セクシーポイントはどこだと思いますか」という質問に、ソン・ダムビは「目」と答えた。「歌うときの目が普段とは違うといわれます。わたしにとってセクシーという言葉は聞きなれない言葉だけど、舞台に上がる前には必ず、『わたしはセクシー』と呪文を唱えます。それが顔に表れるようです」

 今回発表したのはミニアルバムのシングルカット曲『BAD BOY』。BIGBANGの『嘘』、LEXYの『空の上に』といった完成度の高いヒップホップベースのエレクトロニカを紹介した「勇敢な兄弟」が手掛けた曲だ。「あなたと歩いた道/あなたと話した言葉/あなたと過ごした夜」というサビの部分が印象的で、目下人気急上昇中。

 ソン・ダムビは「この曲を最初に聞いたとき、『これはわたしの歌だ』と思いました。ハッピーな気分になれる大衆性のある曲を歌いたいと思っていたので、『やっと出会えた』という感じでした」と満足そうに語った。次の曲『反対言葉』は、ソン・ダムビが初めて挑戦したバラード。ソン・ダムビのハスキーボイスと素晴らしい歌唱力を堪能できる。

 ソン・ダムビは昨年末に米国へ渡り、2カ月間集中トレーニングを受けた。以前はクランプやヒップホップなどパワフルなダンスを主にレッスンしてきたが、米国ではジャズダンスやバレエで女性らしい体の動きを学んだ。その結果が『BAD BOY』につながっている。

 大衆にとってソン・ダムビという芸能人は、まだ「こういう歌手」という確かなイメージがない状態。それもそのはず、歌手としてデビューはしたものの、先にCMモデルとして注目を浴び、さまざまなファッションショーのモデルとしてステージに立つなど、多方面で活躍してきたため。

 とすればソン・ダムビは歌手、モデル、女優のうち、どの分野で活動したいと思っているのか。「もちろん歌手です。子どものころから歌手になるのが夢だったし、歌とダンスを習得することにたくさんの時間を費やしてきました。今回の曲『BAD BOY』で歌手というイメージをしっかりと植え付けたい」

 今回のミニアルバムに続き、夏にもう1枚ミニアルバムをリリースし、秋にはドラマにも出演するなど、女優としての活動も開始する。

イ・ジョンヒョク記者
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