俳優イ・ビョンホンが映画『良い奴、悪い奴、変な奴』で初めて悪役に挑んだ感想を語った。
フランス・カンヌで開かれている第61回カンヌ国際映画祭に姿を見せたイ・ビョンホンは24日午前10時(現地時間)、韓国メディア各社とのインタビューで、「俳優なら誰でも一度くらいは悪役を演じてみたいと思うはず。だが、それは容易なことではありません。僕も今回が初めての悪役です」と語った。
イ・ビョンホンは同映画で「悪い奴」こと馬賊団のボス「チャンイ」役を演じた。「“ありがち”な悪役ではなく、魅力的で創造的な悪役にしなければ、というプレッシャーもありました。それに悪役をやるということは新たなチャレンジ。撮影が終わってみると、感情的に新しい経験をしたという気がします」。
演技だけでなく、体でも悪人を表現しようとしたという。「悪人を表現する方法をいろいろ考えてみました。もちろん、演技で表現するのが基本ですが、見た目から漂うムードも重要。大きな筋肉や体格よりも、ガリガリの体にちょっと筋肉が付いている方が悪人のイメージを出すのに効果的だと考えました」。
この役の性格について、イ・ビョンホンは「何でも最高でいなければ気が済まない人物。最高であることに命をかけるが、内気で小さなことに執着するという役です。典型的ではない悪役を演じようと努めました」と説明、役作りへの熱意をうかがわせた。