パク・シニャン、訪日会見で「ファンの意見でドラマを」


 24日、俳優パク・シニャンが訪日し、都内のホテルで会見を行った。

 今回の日本訪問は、日本公式サイトがリニューアルオープンし、「パク・シニャン オフィシャル ファンクラブ」(http://park-shinyang.com)が6月6日に発足することを記念したファンミーティング開催のため。

 パク・シニャンは「初めて日本で公式なファンクラブができ、仲間(ファン)の声を直接聞くことができるようになり、うれしい。皆さんにいろいろなものを提供していきたい」と喜びと意気込みを語った。

 ファンクラブ設立で「より多くのものを提供できる。自分がどういうことをしているのかを伝えられるし、コミュニケーションをとれる」とし、「皆さんがどんな演技を期待しているのか、どんな役をやってもらいたいと思っているのか、気になっていた。皆さんの希望を聞き参考にしたい。寄せてくれた意見、リクエストに応じたドラマを実際に作ってみたい」と強い期待感を表した。

 日本でも放映された『銭の戦争』に関しては「日本で好評であったのならうれしい。全体の98%ぐらい自分が出ていたので、皆にいやがられるのでは、と心配もしたが」とジョークも交えながら「この作品で、こんなに気が合うとは思わなかったチャン・テユ監督と出会えた。そして、新作でもご一緒することになった」と語った。


 新作とはSBSドラマ『風の絵師』のことで、パク・シニャン演じる画家・金弘道と弟子である申潤福(ムン・グニョン)との関係が描かれるもの。前日も撮影をして、30mの崖からあやうく落ちるところだった、とのエピソードも披露した。

 「正直、時代劇は硬いイメージやうそっぽいと思い、これまで興味が沸かなかった。しかし、今回のドラマは単なる歴史ものでなく、これまでより自然でリアルなものになるように努力している」と率直な思いを吐露。『風の絵師』は今年の終わりごろに放映予定で、その後の作品も検討中だという。

 ファンミーティングに関しては「不慣れな歌の練習をするなど、プレッシャーがかかっている。ファンの皆さんのためによりよい舞台にしようといろいろな人の力を借りて一生懸命準備した」と語った。

 また日本のファンの存在を「とても特別な仲間。日本に来るたびに新しい仲間に出会え、新鮮な気持ちになる」と話し、「自分が好きなことが何かを新ためて感じさせられる。したいことをして生きていこうと思う」と自身の持論も披露した。

 25日に東京・渋谷CCレモンホールで、26日には大阪・NHK大阪ホールで、本人が「小さなコンサートのような舞台」と語るファンミーティング<主催:(株)フラウ・インターナショナル>が行われる。



東京=野崎友子通信員

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