第61回カンヌ国際映画祭と同時開催されているカンヌ・フィルム・マーケットで、メル・ギブソンが設立した映画会社「アイコン・ピクチャーズ」がキム・ジウン監督の映画『良い奴、悪い奴、変な奴』を買い付けていたことが分かった。
同社は監督・プロデューサー業も手がけるメル・ギブソンが設立した映画会社で、これまで約200本の作品を買い付け、配給している。
『良い奴、悪い奴、変な奴』の制作会社CJエンターテインメントによると、アイコン・ピクチャーズの責任バイヤー、イアン・ドーソン氏は「信じられないほど素晴らしい映画で、驚くほど美しい」と感想を語り、契約書にサインをしたという。
『良い奴、悪い奴、変な奴』は撮影終了前の昨年、すでにフランスと中国の映画会社に買い付けられており、24日(現地時間)に閉幕するカンヌ・フィルム・マーケットでも合計9カ国の映画会社が買い付けるという成果を挙げた。
『良い奴、悪い奴、変な奴』は1930年代の満州(現・中国東北部)一帯を舞台にした韓国版ウエスタン映画で、イ・ビョンホン、ソン・ガンホ、チョン・ウソンの出演でも話題を呼んでいる。