18日、『春のワルツ』で一躍スターとなったソ・ドヨンが、東京メルパルクホールでの初のファンミーティングを前に、会見を行った。
「ドラマを終えてからファンミをやろうと思っていたが、ドラマが長期に及んでおり、前日まで撮影していた。明日からまた撮影がある」と言う多忙なスケジュールの合間の1日を使ってのファンミ開催だが、「来てくれた人が幸せな時間を過ごしてくれれば、と思って準備して来た」と元気に抱負を述べた。
そして7カ月にわたる撮影が続いているシットコム『止められない結婚』だが、「シットコムは、俳優を始めたときから一度やってみたかった。やってみると、いろいろな表現の仕方というものを学ぶことができた。これからの俳優生活に役立ったと思う」とした。
撮影のエピソードについては、「女装シーンがあって、自分は完璧に美しい女性になったと思っていたのに、トランスジェンダーのようだったので、ショックを受けた」と披露。
また、ドラマに関連して自身の結婚観を問われると「価値観や趣味が同じ人、そして自分にないものを持っている人がいいと思う。今は相手はいませんが」と話した。
ドラマが終わってやりたいことは「まず眠りたい。来日前も2時間しか寝ていない」とハードスケジュールを吐露し、「その後、旅行に行くつもり。パラオでダイビングをしたい」と予定を明かした。
一方、会見には、ゲストのピアニストで作曲家のイ・ジスも出席した。
イ・ジスは『春のワルツ』に曲を提供しているほか、ソ・ドヨンの代役も務めている。『冬のソナタ』でメインテーマ「初めて」ほかを作曲、ぺ・ヨンジュンの代役を務めて以来、その才能を開花させた若き人気作曲家だ。ソ・ドヨンと同い年で、個人的にも親しい間柄だと言う。
イ・ジスはソ・ドヨンについて「最初は純粋でいい人、まさにジェハのような人だという印象だった。だんだん付き合っていくと、まさにそういう人だった。しかし、もっと親しくなると、今のシットコムがぴったり合う人だと分かってきた」と語った。
それに対し、ソ・ドヨンはイ・ジスを「最初はジスという名前から、きれいな女性かと期待していたが、がっかりした」とジョークで返し、「彼は本当に心がきれいでいい人で、素晴らしい才能の持ち主。こんな人が来てくれて光栄」と互いに認め合う良い関係を感じさせた。
なお、『止められない結婚』は、スカパー!のKBSワールドで日本初放送される。6月9日より月・火曜の深夜1時20分から。ジェハとは180%違うギベクというキャラで、ファンをある意味裏切り、意外な楽しさと魅力を披露する。
東京=野崎友子通信員