桂銀淑のビザ延長を日本が拒否、12日帰国へ

 昨年11月に覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕された「演歌の女王」桂銀淑(ケー・ウンスク)は、ビザ延長を拒否され12日帰国することになった。

 桂銀淑は帰国後すぐに韓国の検察に召喚され、覚せい薬所持および使用の容疑に関する取り調べを受ける見通しだ。

 桂銀淑に近い関係者は11日午後、イーデイリーとの電話インタビューで「桂銀淑は12日に母親とともに帰国し、空港からまっすぐ検察に向かい、取り調べを受けた後は病院に入院、治療を受ける予定」と語った。

 また、この関係者は「検察の取り調べにどれくらい時間がかかるかは分からないが、真摯(しんし)に応じる。その後、病院に数日間入院し、治療を受けながら韓国でビザを申請し、日本での活動が再開できるよう努力するつもりだと聞いている」とも語った。

 桂銀淑は昨年11月27日、東京都港区にある自宅マンションに関東信越厚生局麻薬取締部の捜査員が踏み込み、覚せい薬所持の現行犯で逮捕された。桂銀淑は覚せい薬所持と使用の事実を認め、同年12月に東京地裁から懲役1年6月、執行猶予3年を言い渡された。

 ソウル出身の桂銀淑は1985年、『大阪暮色』で日本デビュー、韓流第1世代の演歌歌手として人気を得た。ヒット曲に『すずめの涙』『ベサメムーチョ』などがある。

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