キム・ソナ、韓国映画の「救世主」に名乗り


 女優キム・ソナが、韓国映画の「救世主」に名乗りを上げた。ナ・ムニ、イ・ギョンシル、コ・ジュニと共演する映画『ガールスカウト』が、韓国の映画館の書き入れ時となる6月に挑戦状を叩きつけたのだ。

 『ガールスカウト』は来月5日から公開されるが、これは最悪の条件といえるかもしれない。今月末に公開される米国映画『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』(スティーヴン・スピルバーグ監督)の熱気が冷めやらない時期であることに加え、『インクレディブル・ハルク』『ウォンテッド』『ハプニング』といったハリウッドの期待作が次々と公開されるからだ。

 これらの大作がひしめく中で戦いを余儀なくされるキム・ソナだが、「ナ・ムニ先生から多くのことを学び、最善を尽くした。4人の女優のコミカルな演技が創り出すシナジー効果に期待してほしい。2006年の京畿映像委員会のシナリオコンテストで金賞を受賞した、完成度の高いシナリオが、お客さんに一味違った楽しみを与えるだろう」と述べ、自信満々の表情を見せた。

 『ガールスカウト』は、なけなしの金を奪われた4人の女たちが自ら事件の解決に動くというストーリーで、軽いロマンティック映画やメロドラマではなく、犯罪ドラマという手ごわいジャンルに挑戦した女優たちの「追跡劇」だ。

チョン・サンヒ記者
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