脱北者描いた『クロッシング』、試写会要請相次ぐ


 脱北者問題を正面から描いたチャ・インピョ主演の映画『クロッシング』が政府部処(省庁)でも話題を呼んでいる。

 『クロッシング』に投資した会社の関係者は「先日、統一部をはじめとする複数の部処から『クロッシング』の試写に関する要請があった。敏感な問題がテーマの作品なので、政府でも関心が高い」と語った。

 だが、この関係者は「19日のメディア試写会前は、別途に試写会を開く予定はない」と強調した。

 飢えと病に苦しむ家族のため脱北を強行した父と息子の苦難を描いた『クロッシング』は、『火山高』『オオカミの誘惑』などを手がけたキム・テギュン監督の新作だ。

 キム監督は6月5日公開の『クロッシング』について、「政治的に敏感な映画だが、本質は飢えている子どもに食べ物をやれない父親の胸の痛みを描いた映画」と話している。

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