キム・レウォン、ファンミで七変化


 29日、キム・レウォンが東京・国際フォーラムホールAでファンミーティング「KIM RAEWON It’s the Show Time !」を開催した。

 この日のファンミーティングは、授賞式イメージのショー形式で行われた。オープニングはレッドカーペットを歩いて華やかに登場。その後も「最優秀主演男優賞」「最優秀作品賞」といった各賞を、キム・レウォン自身や、各作品の配役として登場し、受賞するというユニークなスタイルで行われた。


 最初の「最優秀主演男優賞」(ドラマ部門)を受賞したのは天才料理人ソンチャン、つまり『食客』のキャラクターだった。韓国での放送を近々に控えている『食客』に関して「料理のシーンはほとんどが自分でやっている。プロの用意したものがあったが、自分がやったもののほうがよくできていたので、それを使うということもあった」とその腕前に自信を見せる一方、「実は包丁で3回ほどけがをした」とも明かした。

 賞のひとつ「イリュージョン賞」では手品をしたり、エンターテイメントタイムでは、ゲストの和太鼓バンドGocoo(ゴクウ)のパフォーマンスに参加し、太鼓をたたいてみせるなど、これまで見せることなかった芸も披露した。


 特に、汗を全身から汗をほとばしらせながら、鍛えられた腕から振り下ろすばちさばきにファンは大きな声援を送った。この日、キム・レウォンは右手に包帯をしていたが、これは太鼓の練習で手のひらの皮がむけたためだった。

 「最優秀主演男優賞」(映画部門)で『花影』のソン・スンウが受賞した際には、ゲストに『花影』主演の五木尚美こと山本未來が登場。「ファンミに呼んでもらえてうれしかった」と息の合ったところを見せた。

 キム・レウォンはそのたびに、衣装を変えて登場し、ファッションショーさながらの演出でも楽しませてくれた。最後には手紙を朗読、ファンに感謝の言葉を重ねた。


 さらにアンコールでは「下手なので、本当は歌いたくなかった」としながらもファンが喜んでくれるなら、と歌声も披露した。

 5000人規模の大きな会場でのイベントだったため、キム・レウォンは後方や2階席の観客も気遣い、何度となく、視線を上に、遠くにやっては、笑顔で手を振っていた。最後には感極まり、言葉につまる様子も見せたが、終始笑顔を忘れることはなかった。そして「また、ファンミーティングで会いたい」と早くもファンに次を約束することを忘れなかった。


 なお、この日のファンミーティングでは、キム・レウォンジャパンオフィシャルファンクラブ(http://www.kimraewon.jp/)会員だけのスペシャル企画があった。会員の中からリハーサル見学、記念撮影、直筆サインなどが抽選で当たるというもので、ラッキーな当選者には二重の喜びの日となった。

東京=野崎友子通信員

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