―暴行容疑を認めるのか。
「昨日、話すべきことはすべて話した。誇張した部分もあるが…いや、わたしが愚かだった。捜査が終われば結果が発表されるだろう。すべての方々に謝罪するためにこの場に臨んだ。言い訳のために来たのではない。何を言っても決して許してはもらえないだろう。昨日、警察で取り調べを受けたが、過ちを認めなかったり、うそ偽りを述べたりしたことはまったくない。取り調べが終わり、あとは自然な形で結果が発表されることに期待している」
―なぜ「凶器」が出てきたのか。
「車はアウトドア用だ。山に登るため、レジャー用のおののようなものが取り付けられていた。(被害者の)おじいさんが『凶器だ』と主張したものは、ギアの前の方に取り付けられていた。車の目立つ場所にあるのを見たおじいさんが、興奮状態だったためにそう思われ、危険を感じられたのだと思う」
―被害者が車にしがみついていたというが。
「取り調べですべて話した。わたしが認めたか否かについては、これから明らかになる」
―暴行については認めるのか。
「個々の質問で認めたり否定したりというのはおかしい。交番へ行ったときも、けがをしている様子はなかった。この質問には答えられない。とにかく言い訳はしたくない。これはこうで、あれはああだ、と話すのは困難だ」
―今後はどうするのか。
「どういう結果になろうとも、わたし自身にとって終わりはない。いっそのこと死んだ方がマシかもしれない」
―法的な処分はどうなると思うか?
「わたし自身が結論を出すことはできない。わたしが犯した罪は、わたしにとって一生許せないことだ」