興行成績:『追撃者』が500万人突破


 映画『追撃者』(ナ・ホンジン監督)の観客動員数が公開60日目になる13日、500万人を突破した。

 同作品の配給会社ショーボックスによると、今年2月14日から公開された同作品は、今月12日まで498万9000人を動員し、13日に500万人を突破した。興行成績が低迷している韓国映画界で、今年に入って観客動員数が500万人を超えたのは同作品だけ。

 同作品は新人監督に加え、キム・ユンソク、ハ・ジョンウら派手ではない主演俳優、19歳未満観覧禁止という厳しい条件をよそに、500万人の壁を越えた。

 19歳未満観覧禁止の映画では、818万人を動員した『友へ/チング』、684万人を動員した『いかさま師』に次ぐ記録だ。

 現在まで全国約200の映画館で、1日平均(平日)で約1万人の観客を動員しており、510万人を記録した『殺人の記憶』に並ぶ可能性も高い。

 『追撃者』と『殺人の記憶』は、どちらも連続殺人事件の犯人を追いかけるストーリーであるため、公開当初から比較の対象になってきた。ナ・ホンジン監督は『殺人の記憶』について、「教科書だ」と話すほど畏敬の念を抱いている。

 口コミの評判だけで大ヒット作となった『追撃者』が、『殺人の記憶』の記録にまで到達することができるかに注目が集まっている。

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