俳優チェ・ミンスは自ら進んでギャラを減らした。映画『追放』で主役を演じるチェ・ミンスは、この映画が低予算映画であることから破格の低い出演料での出演を決めたそうだ。
『追放』の製作費は計9億ウォン(約9300万円)。中国ロケも必要なため、予算の切り詰めは避けられない。
こうした事情を察したチェ・ミンスは、映画がヒットしたらボーナスをもらうことにして、出演料6000万ウォン(約620万円)という条件で契約書にサインした。
制作のヒョンジン映画社イ・スンヨル代表は「どうしてもこちらから言い出せなくて迷っていたが、チェ・ミンスさんほうからギャラ度外視で出演すると言ってくれた。“いい映画が日の目を見ることが一番大切”というチェ・ミンスさんの言葉に大感激した」と話している。
『追放』は、人生に行き詰まった男女3人が中国・北京で偶然に出会い、奇妙な同居生活をしながら起きるエピソードを描く作品。チェ・ミンスは北朝鮮に渡ろうとする映画監督役だ。
チェ・ミンス以外の男女主人公はまだキャスティングが決まっていないが、5月に中国・北京でクランクインする予定だ。