ウォンビン、ポン・ジュノ監督新作で復帰へ

キム・ヘジャと母子役


 俳優ウォンビンの除隊後第1作が映画に決まった。待望の復帰作はポン・ジュノ監督の新作『マザー』(パルンソン制作)だ。

 ウォンビンはこの映画で突然殺人事件に巻き込まれる息子役を演じる。共演はベテラン女優のキム・ヘジャだ。

 ウォンビンの役は28歳という設定だが、年に似合わず人がよく純真な性格の持ち主。だが、自分の力ではどうにもならない状況に徐々に追い込まれていく。

 一方、キム・ヘジャは殺人事件に巻き込まれた世間知らずの息子の容疑を晴らすため、「母性」だけを武器に孤軍奮闘する母親役。キム・ヘジャの長年のファンというポン・ジュノ監督は、キム・ヘジャを念頭に『マザー』の脚本を書いたそうだ。

 除隊後はヒザのリハビリに専念してきたウォンビン。俳優復帰作についてはいろいろと検討してきたようだが、今回このポン・ジュノ作品『マザー』に出演を決めた。キム・ヘジャにとっては、この作品は1981年『晩秋』、99年『マヨネーズ』に続く映画出演3作目で、実に10年ぶりのスクリーン復帰だ。

 『マザー』は今秋クランクイン、来年上半期の公開を目指す。

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