キム・ハヌルは真に迫る涙の演技で「大根女優」のつらさを表現し、視聴者の共感を呼んでいる。
3日放送の人気ドラマ『オンエアー』で、演技が下手な人気女優オ・スンア(キム・ハヌル)は犬猿の仲の脚本家ソ・ヨンウン(ソン・ユナ)を呼び出し一緒にお酒を飲む。そしてソ・ヨンウンに演技を批判されズタズタに傷つくというシーンだったが、これをキム・ハヌルは見事に演じた。
オ・スンアが「演技力が足りないのは認めるけれども、映画・ドラマ・CMのギャラはトップクラス。わたしは何か光るものを持っているのよ」と反論すると、ソ・ヨンウンは「女優とって一番怖いのは歳月。ほかのすべてがあっても、演技力がなければダメ。演技力にはすべてが入っている。今のオ・スンアはどん底」と冷ややかに忠告する。
いつもだったら強烈なパンチを食らわせるところだが、このシーンのオ・スンアは「本当にどん底だわ」とため息をついたかと思うと、突然涙をポロリ。「ごめんなさい」と言ってぼう然とし、むせび泣いた。視聴者は「高慢でトゲトゲした性格の裏に隠していた寂しさや悩みを、このシーンで一気に表現した」と絶賛。キム・ハヌルは「同じ女優として、オ・スンアの痛みがすごく分かります。だから自然に演じられたのでは」と話している。
また、この日の放映ではこれまでベールに包まれていた主人公たちの恋愛感情も徐々に明らかになってきた。チャン・ギジュン(イ・ボムス)はオ・スンアが好きで、ソ・ヨンウンはイ・ギョンミン(パク・ヨンハ)が好きな模様。イ・ギョンミンの気持ちがオ・スンアとソ・ヨンウンのどちらに向かっていくのか、視聴者たちは今後の展開をあれこれ占っている。