映画『スピード・レーサー』に「テジョ・トーゴカーン」役で出演しているRainの衣装や小道具にハングル文字が書かれていることが分かり、話題を呼んでいる。
『スピード・レーサー』は韓国でも『走れ 稲妻号』というタイトルで人気を呼んだ吉田竜夫のアニメシリーズ『マッハGoGoGo』の映画化で、『マトリックス』3部作のウォシャウスキー兄弟が監督したハリウッド大作だ。
この映画にアジア系新人レーサー役で出演しているRainに対し、映画製作当初「韓国を代表するスターなのに日本人を連想させる役を演じるのはよくない」という声もあった。
こうした声を聞いたRainは、自身の役に韓国のイメージを出すため悩んだ。そして、1つの方法として選んだのが「テジョ・トーゴカーン」のレーシングスーツやヘルメットにハングル文字を入れることだった。
所属事務所関係者は「Rainは韓国を代表するスターの1人としてハリウッド映画に出た。役のイメージを日本人でなく韓国人に変えるため、常に頑張った。そこで映画スタッフに対し、レーシングスーツやヘルメットにハングル文字を入れることを提案、スタッフもこれを受け入れ実現した」と話す。
実際、映画の中でRainが着ているレーシングスーツの左袖部分とヘルメットには「トーゴカーン」とハングル文字ではっきり書かれている。この関係者の話では役柄も日本人というイメージがだいぶ薄まっているということだ。