【インタビュー】キム・ジソク「普通の女性と恋したい」


 今年上半期、韓国ドラマ界の新鋭スターは断然キム・ジソクといえるだろう。

 視聴率40%を超えた連続ドラマ『憎くても愛しくても』(KBS第1テレビ)の主人公カン・ベクホ役で、「心優しいキュートな恋人」の新たな「典型」を見せている。

 最近はハン・ジヘとのリアルな恋の演技に、「二人は本当に付き合った方がいい」など、ネットユーザーからの声援が相次いでいる。キム・ジソクはこれについてどう思っているのか。「ハン・ジヘさんは男なら誰でも好きになってしまうような魅力溢れる女性。ちょっとモーションをかけてみたところ、僕は理想のタイプではないって…」と言ってほほ笑むキム・ジソク。

 恋人がいそうな年ごろだが…。「選ぶことができるなら、芸能人よりは普通の女性と恋がしたい。みんなと共有しなければならない女優より、僕だけの女性の方がいい」と告白した。

 ハン・ジヘとのラブラブ演技に対するプレッシャーはまったくないようだ。第100話が過ぎても発展しない二人の関係にイライラし、「僕たちは一体いつ付き合えるんだろうか」と不満を抱いてきたため、プレッシャーどころか「幸せな気分だ」という。ただ、ナ・タンプン役のハン・ジヘを見つめながら焦点の合わない目でにやけるなど、今後は「ばかの温達と平岡公主」のコンセプトでドラマが展開する予定のため、今後のイメージが心配だとか。

 デビュー7年目。2001年に5人組グループ「リオ」のメンバーとして歌手デビュー後、04年に俳優に転身した。昨年の今ごろ、ドラマ『ひとまず走れ』の主人公を演じたことがあったが、視聴率が3%にしかならなかったため、覚えている人もいないだろうと話す。「1年の間に視聴率40%のドラマに出演することになったが、視聴率の威力を思い知った」という。

 金持ちの家の末息子といったイメージの貴公子風のルックス。父は事業家、母は大学教授という裕福な家で育った。しかし独立心を育てるという両親の教育方針により、20歳を過ぎてからは予備校の講師などさまざまなアルバイトをしながら自分だけの力で生活してきたという。また、26歳になったら一人立ちすべきだという考えの下、最近家を出て一人暮らしを始めた。

 一人暮らしをしてみたら、料理やインテリアなど、自然と家事に興味が沸いてきたという。「料理に凝っています。チゲを作ることから、最近は魚を調理する段階にまでレベルアップしました。一人暮らしを始めてから、むしろ家にいることを楽しむようになりました。支払っている家賃がもったいないので家にばかりいます」

 韓国外国語大学ドイツ語教育学科を卒業し、教師の資格も持っている高学歴の俳優キム・ジソク。海外で生活した経験もあり、英語も達者だ。現在は慶熙大学言論情報大学院に通っている。

チョン・ギョンヒ記者
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