19日にアルバム「I LOVE sg WANNA BE+」で日本デビューを果たした男性3人ボーカルグループのsg WANNA BE+のリーダー、チェ・ドンハが、かねてから噂されていたグループ脱退を20日、正式に発表した。
発表の場に選んだのは、東京・ゼファ有明で開催された日本でのイベントだった。
イベントは、前日に発売されたアルバム発売の記念イベントで、アルバム購入者6000人の中から選ばれた1000人が招待されたもの。この日、訪日してイベント会場に駆けつけたsg WANNA BE +は、ファンが選んだ人気ナンバー1の曲「僕の人:Partner For Life」を歌った。
sg WANNA BE+は今後も、日本で活動していくことをアピールしたが、最後にチェ・ドンハが「sg WANNA BE+として、自分は5月までは決まっているスケジュールをこなしていきます。それ以降は、sg WANNA BE+として自分が、そしてこの3人で活動することはないでしょう。でもsg WANNA BE+を、新しいsg WANNA BE+を、ずっと応援してください。何か自分が必要とされることがあれば、いつでも駆けつけたいです。自分も、これからは一人で頑張りますので、応援してください」とあいさつした。
メンバーのキム・ヨンジュンは「最初、(脱退の)話を聞いたときは絶対引き止めたいと思いました。しかし、ドンハさんの考えや目指すものなどを聞くにつれ、理解するようになりました」と寂しそうながら笑顔で話した。
チェ・ドンハはもともと02年にソロデビューしており、グループ活動開始後も独自の世界観を持っていた。これまでもミュージカル出演なども試みており、今後は俳優、ソロなどさまざまな可能性に挑戦するという。
そして、sg WANNA BE+の新メンバーは来週にも発表される予定だ。
なお、日本でのファーストアルバム「I LOVE sg WANNA BE+」は、発売初日、オリコンのアルバム・デイリーチャートで10位にランクされた。
チェ・ドンハの発表に涙するファンもいたが、最後まで「脱退」という言葉は使わなかったことに、ファンやメンバーへの気遣いを感じた。「新生」sg WANNA BE+とチェ・ドンハの今後が気になるが、その前に5月に日本で最後の現sg WANNA BE+のファンミーティングとコンサートが行われる。
東京=野崎友子通信員