「暴力を振るわれた」として人気俳優ソン・イルグクが女性フリー記者に告訴された事件で、検察が近く捜査結果を発表することが分かった。
今回の事件を担当するソウル中央地検関係者は7日、「来週ソン・イルグクさんと女性記者の事件に関する捜査結果を発表する予定だ」と明らかにした。
女性記者は「今年1月にインタビューを試みたが、これを振り払おうとしたソン・イルグクの腕に当たり前歯1本が折れ、あごの関節に異常をきたすなど、全治6カ月のけがを負った。ソン・イルグクからは謝罪の言葉もない」として、刑事告訴した。これに対しソン・イルグクは、女性記者を名誉棄損で逆告訴する一方、女性記者と、その主張を初めて報道したメディアを相手取り合計20億ウォン(約2億1500万円)の損害賠償を請求する民事訴訟も起こしている。
検察は今回の事件に関し、捜査の一環としてソン・イルグクと女性記者をウソ発見器にかけた。捜査結果発表にはウソ発見器の調査内容も含まれるという。
女性記者は7日、自身が勤めているメディアのホームページに掲載されたコラムで、事件当時の状況や現在の心境をつづっている。