韓国ドラマ、最近のトレンドは「年の差カップル」

 最近の韓国のドラマでは年齢が一回り以上違う年の差カップルが流行している。

 新ドラマ『シングルパパは熱愛中』(KBS第2)の主演オ・ジホとホ・イジェがそんな年の差カップルの一例。1976年生まれのオ・ジホと87年生まれのホ・イジェは年の差11歳。


 『どっち?』(MBC)に出演するユン・ゲサンとAra(コ・アラ) も年齢差11歳。79年生まれのユン・ゲサンと90年生まれのAraは、叔父と姪のような関係と言えなくもない。ドラマの設定も実際と同じ年齢差で描かれているが、大人っぽいAraと実際の年より若く見えるユン・ゲサンからは、「世代の差」や「年齢差」は感じられない。ユン・ゲサンは「(同じ年代の)キム・ハヌル、チャン・ジニョンは人間のように見えるが、Araは人形のようでとにかく可愛い」と11歳年下のAraに対する印象を語った。

 過去のドラマにもこのような年の差カップルが登場したことがあった。76年に公開された映画『ホントにホントに大好き』では52年生まれのイ・ドックァと60年生まれのイム・イェジンが共演し、二人の年齢差だけでも話題を集めた。しかし最近はこの二人より年の離れたカップルが登場しても、視聴者はさほど驚かなくなっている。


 年齢を感じさせないくらい若さを保っている俳優や、実際の年より大人っぽくみえる女優が増えていることが理由の一つ。オ・ジホとユン・ゲサンはどちらとも30代前半だが、実際の年齢よりはるかに若く見える代表的な俳優たち。また、Araとホ・イジェも20歳になったばかりとは思えないほど大人っぽい女優だ。

 年の差を超えた恋が普遍化するにつれ、一回り以上年の離れたカップルを見る社会的な視線も変わってきた。一時期、社会的・経済的に安定した30代前半の男性と、大学卒業後も就職が難しい20代前半の女性の交際が流行のように増え始めたことにより、「年の差なんて関係ない」という認識が広がり始めた。

 ドラマ『どっち?』の制作陣は「芸能界でも一回り以上違うカップルが続々と誕生している。このようなカップルの熱愛や結婚が報道されるにつれ、それまで否定的だった年齢差カップルに対する社会的な認識も変化している」と語った。

キム・ユンヒ記者
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