17日午後、韓流スター、ソン・スンホンが都内で記者会見を行い、盛況だったファンミーティングの感想やファンへの感謝の気持ちを述べた。
前日に開催された芸能活動10周年記念のファンミーティング「10 Though The Time 10年の時を経て…」のため、15日に訪日したソン・スンホン。約11カ月ぶりに日本のファンに姿を見せ、1万7000人のファンの変わらぬ愛情を受け、その存在ぶりを改めて見せ付けた。
熱いファンミーティングを終えて「去年の記憶もまだ生々しかったが、今回も皆さんが暖かく迎えてくれて、気分よくできた。皆さんと少しでも近付きたいと、今回センターステージにした。最後にはバルーンに乗って、さらに近くに行けたのでよかったと思う」と感想を語った。
また「歌手だったら歌えばいいが、俳優なのでお見せするものに限界がある。そのためどのようにしたらいいか悩むのだが、皆さんがいるだけでもいいと言ってくださるのでありがたい。俳優は、ドラマや映画で皆さんにお目にかかるべきと思っており、今回は『宿命』という映画があったので、それをいち早く紹介できたのはよかったと思う。また少しだがプライベートな部分を見せられたと思う」とした。
韓国で3月20日の公開が決まっている『宿命』については、「ドラマのほうが、ファンの方に早く会えると思ったが、復帰作はあわてるよりいい作品、完成度が高いものを、ということでこの映画を選び、一生懸命やった。また、これまでのソフトなイメージとは違った、男っぽい自分を見せたかった」と出演の経緯を語った。
ウミン役でなく、チョルジュン(クォン・サンウ)役のほうが似合っていたのでは、との質問に「クォン・サンウさんと自分はどちらも自分がやりたいと希望した役を演じられた」と配役決定の経緯に触れ、「今回の映画の中には、すばらしい俳優らが出演している。男の熱い友情、裏切りなどが描かれた感性豊かな映画。クォン・サンウさんも自分も、実際とは違うキャラを演じているので、見てもらえれば」と映画への自信をのぞかせた。
「機会があれば」として日本人で共演してみたい俳優として、高倉健、木村拓哉、オダギリジョーの名を挙げた。
今後は5月から放送予定のドラマ『エデンの東』に主演する。制作費250億ウォンの全50話が予定されている大作で、香港、中国、日本などでもロケがあるという。
最後に「自分が今ここにいられるのはファンのおかげ。皆さんの愛情に応えるには、素晴らしい作品に出ること。年を重ねることに円熟した演技、心に残る演技をしたい」との言葉を残したソン・スンホン。映画公開と新ドラマ放映で、再びソン・スンホン旋風が巻き起こるか、楽しみだ。
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東京=野崎友子通信員