最近の韓国芸能界では、男性スターの髪は長くなり、逆に女性スターの髪が短くなっている。
ハリウッドの大手エージェンシー「ウィリアム・モリス・エージェンシー(WMA)」と戦略的な提携を結び、名実共にワールドスターへと羽ばたいているRainは、長い髪を後ろで一つに結んだヘアスタイルで久々に公式の場に登場、注目を浴びた。映画『スピードレーサー』の残りの撮影のため髪を切ることができず、このようなヘアスタイルになったと説明するRainは、セクシーな大人の男の雰囲気を漂わせていた。
Rainだけではない。ペ・ヨンジュンもいち早く長い髪を一つに束ねたヘアスタイルで登場、大好評だった。長い髪をさり気なくまとめたペ・ヨンジュンのヘアスタイルは、韓国のファンだけでなく、日本のファンをもときめかせた。
チャン・ドンゴンもこのヘアスタイルをしている一人。映画 『ランドリー・ウォリアー(LAUNDRY WARRIOR)』の撮影のため、かなり以前から髪を伸ばし始めたチャン・ドンゴンは最近、この長い髪でさまざまなヘアスタイルに挑戦している。ヘアバンドでオールバックにしたり、ポニーテール式に高い位置で結んだりと、さまざまな髪型にしてファンの目を楽しませている。
これとは反対に、女性スターたちの髪はどんどん短くなっている。
放送開始から30%に迫る全国視聴率を記録している、脚本家キム・スヒョンのドラマ『母さんに角が生えた』のシン・ウンギョン、ドラマ『あの女が怖い』のユソン、『絶世の美女パク・チョングム』のペ・ジョンオク、『アヒョン洞の奥様』のワン・ヒジなど、ほとんどのドラマのヒロインがボブスタイルで登場している。
過去に清純派美人の代名詞だったストレートのロングヘアは徐々にブラウン管から消え、さわやかなボブスタイルが中心となっている。
ヒロインたちがこのようなボブスタイルを好むのは、ドラマのヒロインのキャラクターが変化してきたことによる。
ほとんどの主人公が専門職の女性であり、上品なロングヘアよりもキャリアウーマン的なボブスタイルが似合うからだ。
シン・ウンギョンはドラマの中で離婚専門の弁護士、ワン・ヒジは検事、ペ・ジョンオクは刑事、ユソンは大企業の役員など、それぞれの分野で有能な女性の役を演じている。
関係者は「男性は髪を伸ばしセクシーなイメージを追及する一方、女性たちは短いボブスタイルで強いキャラクターを演じるのが最近のトレンド」と説明した。