俳優ソン・スンホンが16日、さいたまスーパーアリーナで芸能活動10周年記念イベント「10 Though The Time 10年の時を経て…」を開催した。
ソン・スンホンのファンミは1年ぶりで、会場は訪日を待ちわびた1万7000人のファンで満員になった。今回は、少しでもファンの近くに行きたい、というソン・スンホンの希望から、アリーナの中央にステージが設置された。四方を観客が取り巻く中で「皆さんに会いたかったです。昨日は眠れませんでした。今回は10周年ということで、大好きな演技を10年できたのも皆さんのおかげです」と会場を埋め尽くしたファンに感謝を込めたあいさつをした。
イベント前半のメインテーマは映画『宿命』。復帰作の『宿命』が韓国で3月20日に公開されるが、韓国でもまだ公開されていないハイライト映像やメーキング映像が流された。
「昨年は『宿命』に費やしました。これまでソフトなイメージの作品が多かったので、強い男のイメージでがんばって撮影しました。アクションシーンが多かったです。クォン・サンウとは競って体を鍛えました。互いに対峙し合うシリアスな役柄なのですが、仲がいいので目を見合って笑ってしまうことがあり困りました」などとエピソードを披露。「カジノ襲撃のシーンでは実は顔にけがもしました」とのビックリ告白もし、日本公開が決まったらまた訪日したいと語った。
また、新ドラマ『エデンの東』への出演が決まったことに関し、「4~5月ごろ日本での撮影もある予定」と公表すると、ファンは期待の歓声を上げた。
今回のイベントでは、あらかじめ選ばれたファンがダンスを見せたり、ファン全員で「10年が経っても」を合唱してプレゼントするなどソン・スンホンにダイレクトにその愛を示した。そしてソン・スンホンは、全員の観客をバックに写真を撮影し、ファンへの感謝と愛情を綴った手紙を朗読、そして最後に「サランハムニダ~愛しています~」を歌い、ファンへのプレゼントとした。
2年間の兵役によるブランクと、除隊後も昨年は『宿命』の撮影に専念したため、俳優としての姿を3年以上見せていないのにもかかわらず、1万7000人のファンを集めたソン・スンホン。改めてその人気の高さを再確認させられるとともに、復帰作でどのような演技を見せてくれるのか、期待がより膨らんだ。
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さいたま=野崎友子通信員