先月4日、日本でミニアルバム「FOR THE WORLD」をリリースした男性5人組グループ、BIGBANG(ビッグバン)が活発なプロモーションを繰り広げ、人気を集めている。
9日に東京・HMVの新宿と渋谷で、10日にはタワーレコードの新宿・渋谷でインストア・ミニライブ&握手会を開催、盛況に終わった。
そして11日、NHK-FMラジオ「今日は一日アジア音楽三昧」に出演、生ライブを披露した。「SO BEAUTIFUL」「LIE」「HOW GEE」などアルバムの曲に加え、韓国で大ヒットした「最後のあいさつ」など7曲を歌い、抽選で招待された200人のファンは熱狂した。
BIGBANGは今回の訪日で、日本のファンの好反応に手ごたえを感じ、いったん帰国。その後、万を持して3月28・29日、東京ドームシティ内に新しくオープンするJCBホールでコンサート「GLOBAL WARNING TOUR 2008」を開催する。
BIGBANGはこれまでのアイドルグループとは違う。作詞・作曲からダンス、振り付け、ラップなどすべてをメンバー自身がこなすなど卓越した才能の自信ゆえか、日本進出もこれまでのアーティストとは一線を画したアプローチをとっている。あえてインディーズででデビューし、インストアライブやイベントなどを重ね、「韓流」という枠や国籍にとらわれない、純粋に世界に発信できる音楽で勝負しようとしている。その行く末が楽しみだ。
東京=野崎友子通信員